猛暑の中でオープンキャンパスが開かれ、3700人が訪れました

 今年の第5回のオープンキャンパスが8月7日、中宮キャンパスと御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれました。猛暑の1日となりましたが、進路についてじっくり考えようと夏休みに入った高校生ら3715人が参加し、熱心にキャンパスを巡りました。


▲全体説明の会場に向かう参加者たち

 【全体説明】

 英語国際学部4年の福田麻衣さんがスピーチし、夢だった中国留学がコロナ禍で中止となったものの、北京語言大学の本科生としてオンライン授業を受けることが実現したことを紹介し、「チャンスを手にするため挑戦するかどうかは自分次第です。関西外大でチャンスをつかんでみませんか」と呼びかけました。

 この後、新学部の「国際共生学部」と外国語学部の新学科「英語・デジタルコミュニケーション学科」の概要説明があり、新学部は国際共生学科長に就任予定のリンダ・ボアカー教授と国際交流部の担当者、新学科は外国語学部の安田優教授が行いました。


▲新学部、新学科について説明するボアカー教授(右)と安田教授

 ボアカー教授は、新学部が求める学生像について「世界中の仲間とともに、新しいことに挑戦したい人」などと説明。学部の特色について、すべての授業を英語で行うことや海外の学生との学びと体験などを挙げました。安田教授は、新学科の学修の柱として、①高度で実践的な英語運用能力養成②英語学とデジタル分野の文理融合型授業③国際社会で活躍できるための総合型教養教育――の3つを挙げ、それぞれの具体的学修内容を説明しました。

 【グローバルに活躍する外大卒業生と話そう】

 世界を舞台に活躍する卒業生3人が、関西外大で身に付けた語学力や国際教養をどのようにキャリアに生かしているかを話しました。2011年にスペイン語学科を卒業した山本弥生さんは現在、京都市国際交流センターでウクライナ支援などの広報担当者として活躍中です。

 「もし過去に戻れるとしたら外大生をもう一度やりたい」という山本さんは、コミュニケーション能力や人の立場に立って考えることができる力は、どのような職業に就いても生かされます」と話しました。そして「さまざまなことに挑戦できる未来を自分で描いてみてください」と高校生たちに語り掛けました。


▲「コミュニケーション力はどんな職業に就いても通用します」と話す卒業生の山本さん

 【英語・デジタルコミュニケーション学科を知ろう】

 2023年4月にスタートする外国語学部の英語・デジタルコミュニケーション学科については、7月に完成したばかりのVR演習室「Hello,World.」で紹介しました。最初に担当者が「デジタルで世界経済は大きく変化しています。今やテクノロジーは世界共通言語になりました」と説明しました。続いてメタバースのデモンストレーションが行われました。


▲人気を集めたVR演習室でのデモンストレーション

 【国際共生学部を知ろう】

 2023年4月に新設される国際共生学部について紹介した後、アリフ・イクバル教授が「What kind of person do you want to be?」をテーマに、オールイングリッシュで講義しました。

 「人間には COMFORT ZONE と GROWTH ZONE があります。そしてその間には FEAR ZONE や LEARNING ZONE があります。安心なエリアからGROWTH ZONEへとつないでいくのが大学での教育です」と指摘しました。そして「大学で学ぶことは失敗を恐れずに小さなステップを少しずつ上がってゴールにたどり着くことです」と話しました。

 イクバル教授は何回か発言を促したこともあって、勇気を出して手を挙げた高校生が一生懸命に英語で質問していました。


▲大学での学びについてオールイングリッシュで講義するイクバル教授




 
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