留学生別科OBのパラノビチ駐日ハンガリー大使が谷本理事長、大庭学長を表敬訪問

 本学留学生別科を卒業生したパラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使が9月13日、中宮キャンパスで谷本榮子理事長、大庭幸男学長を表敬訪問しました。


▲谷本理事長、大庭学長と懇談するパラノビチ駐日ハンガリー大使(右)

 パラノビチ大使は本学の協定校、ハンガリーのペーチ大学出身。2002年に初来日し、本学留学生別科に在籍しました。母国で修士号を取得後に再来日し、名古屋大学大学院博士課程を修了しました。

 日本でハンガリーメディアのジャーナリストとして活動するとともに、ハンガリーの食肉加工メーカーの東京事務所を設立し、代表として活躍しました。日本におけるハンガリーの知名度向上に寄与したことなどが評価され2016年、民間から駐日ハンガリー大使に起用されました。

 パラノビチ大使は、「(別科を)卒業してから20年ぶりです。当時の留学生とは今も連絡を取り合っており、関西外大は私にとって重要な場所です」と懐かしそうに話しました。

 谷本理事長、大庭学長はそれぞれ大使の活躍をたたえ、労をねぎらいました。理事長は、留学生別科卒業生のコミュニティをつくる意向を示し、参加を呼びかけました。また、本学学生にハンガリーについて講義をしてもらいたいと申し入れ、大使は快諾しました。

 大使は、年内にも大阪市内にハンガリー領事館を開設する計画を進めていることを明らかにし、本学と交流を深めたいと述べました。また、ハンガリーを紹介する日本語のパンフレットを見せ、良質な温泉が出ることなど同国の観光や教育、経済状況にについて紹介しました。


▲懇談を終えた(左から)谷本理事長、パラノビチ大使、大庭学長

 ペーチ大学は1367年創立の国立大学で学生数約2万5000人。キャンパスは首都ブダペストから約150キロの同国南西部に位置し、自然科学、薬学、芸術などの学部をもつ総合大学。本学とペーチ大学の学生交換は、これまでにペーチ大学から18人を受け入れ、本学から15人を派遣しています。
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