ブラジル音楽のボサノバを紹介しました/イベロアメリカ研究センター公開講座

 イベロアメリカ研究センターが開く2022年度の連続公開講座が10月18日に始まりました。今年度のテーマは「南米音楽紀行」。

 この日は第1回で、歌手のエジソン・マイサトさんが「国境なきブラジル音楽」をテーマにボサノバを紹介しました。マイサトさんは、ブラジル音楽を日本に伝え音楽を通じて幸せを与えたい思いで22年前に来日しました。現在、愛知県を中心に学校や企業のイベントを利用してブラジル音楽の普及に励んでいます。

 
▲歌手のエジソン・マイサトさんがブラジルの調べを紹介しました

 マイサトさんは講義で、日本で人気を集めているボサノバを14曲披露しました。ボサノバは、ジャズとサンバのリズムが混ざりあった音楽ジャンルの1つであり、ギターで演奏しながら歌うのが一般的です。バンドと組み合わせる場合もあります。マイサトさんは、ロマンチックで穏やかな曲からサンバ調のリズミカルな曲まで披露しました。

 
▲1時間にわたり14曲を歌いました

 後半には質問時間が設けられ、会場からはたくさんの質問が寄せられました。好きなボサノバ音楽の曲を聞かれると「1つには選べませんが、ボサノバのリズム、曲、歌詞が大好きです」と話しました。また音楽活動を通して「日本にボサノバを通じて幸せを与えたい思いで来日しましたが、自分が歌うことで感動を与えられて自分自身も幸せになりました」と微笑みました。

 
▲参加者からの質問に1つ1つ丁寧に答えました

 連続公開講座の第2回は、11月11日(金)「アルパとともに半世紀」、第3回が11月24日(木)「アルゼンチンタンゴと私」で引き続き南米音楽を紹介します。
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