Sayacaさんがアルゼンチンタンゴの魅力を紹介しました/イベロアメリカ研究センター公開講座
連続公開講座「南米音楽紀行」は、第1回のブラジルのボサノバ、第2回のパラグアイのアルパに続いて3回目です。
▲Sayacaさんがアルゼンチンタンゴの魅力を語りました
Sayacaさんは本名・大澤さやかさんで、タンゴ歌手として活躍する一方、企業向けグローバル研修講師を務めています。父の大澤寛さんは1999年から9年間、関西外大の外国語学部スペイン語学科で教授を務め、約600曲に及ぶアルゼンチンタンゴの訳詞を残しました。
Sayacaさんは海外生活が約16年。2002年から6年間はアルゼンチン・ブエノスアイレスで生活し、世界各地のタンゴフェスティバルに出演しました。
▲タンゴの魅力に引き込まれていきました
1870~80年ごろにブエノスアイレスで生まれたタンゴの歴史をたどりながら、21世紀に入ってグローバル化が進んでいることを示しました。また演奏する楽器やスタイルについて解説しました。
またSayacaさんは「最初のタンゴの出会いは父でした」と言い、父寛さんが残した膨大なタンゴの訳詞を紹介しました。そして「できる限り自身の邦訳を声に出して読んでみること」などの父が残した訳詞の心得についても語りました。
▲素晴らしい歌声が響き渡りました
タンゴ歌手を続けていく中で考えたり感じたりしていることについて述べたうえで、タンゴの魅力について「感性、多様性、自己解放」を挙げました。
最後に「UNO」をライブ演奏し、アンコールにも応えました。
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