女子駅伝部の活動が日本陸連のJAAF×SDGsプロジェクト「#LETSTHINK」で最優秀のBEST THINK賞を受賞しました

 女子駅伝部の「知ろう、話そう、つながろう~陸上競技を楽しく続けるために~」活動が、日本陸上競技連盟のJAAF×SDGsプロジェクト「#LETSTHINK(レッツシンク)」で最優秀に当たる「BEST THINK賞」を受賞しました。12月15日に東京で開かれる「日本陸連アスレティックス・アワード」の中で表彰を受けます。


▲#LETSTHINKは、陸上競技を通じた社会貢献を目指す取り組みです

 JAAF×SDGsプロジェクト「#LETSTHINK」は陸上競技を通じた社会貢献を目指して、社会や地域のさまざまな課題の解決につながる取り組みを公募し、優れたものについて表彰するものです。


▲競技を通じてどのように社会に貢献していけるかは大切な課題です

 女子駅伝部は、大学で陸上競技を続ける女子選手が少ないことに着目し、より多くの女子選手が長く楽しく陸上競技を楽しめることを目指して「知ろう、話そう、つながろう」活動を始めました。

 高校や大学の女子選手に対して、競技を続けることへの意識や悩みについてアンケートを実施して課題を探りだしたことや、実際に高校の女子選手と交流会を開いた取り組みについてエントリーしました。SDGsが掲げる17の目標の中から、「③すべての人に健康と福祉を」と「⑤ジェンダー平等を実現しよう」の2項目を選びました。


▲女子選手が長く楽しく競技を楽しめるようにとの願いを込めています

 アンケートには高校生64人、大学生118人が回答してくれました。高校生への「大学でも陸上を続けたいか」との質問に対して、「続けたい」「続けたくない」の回答がほぼ同数でした。競技の継続をどのように促していくかが課題とわかりました。体重や月経、貧血、けがといった身体の悩みについて尋ねたところ、半数以上が体重管理に悩んでいることなどが判明しました。

 また、香里ヌヴェール学院高(寝屋川市)、旭川龍谷高(北海道)、大阪桐蔭高(大東市)の女子陸上選手と交流会を開催しました。競技や身体の悩みについて聞いたり、練習方法のアドバイスなどを通じて、陸上競技の魅力を伝えました。


▲大阪桐蔭高の選手たちと交流しました


▲高校生たちの悩みはさまざまでした

 活動に取り組んだ一人である橋本萌さん(4年)は「このような栄えある賞をいただくことができ、大変うれしいです。今後も引き続き活動を続けていきます」と喜びを語りました。そして「一から考え実行することは簡単なことではありませんでしたが、試行錯誤を重ね、チーム全員で取り組みました」といい「この活動で培ったチームワークを駅伝でも発揮できるよう頑張ります」と話していました。



 
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