外国語学部英米語学科1年の折橋暖人さんが「メタバースを使った語学学習支援」をテーマに学会発表しました

 外国語学部英米語学科1年の折橋暖人さんが12月10日、メタバースを使った語学学習支援をテーマに学会発表しました。1年生が学会で発表するのは極めて異例で、臆することなく堂々と発表に臨みました。


▲オンラインでの発表に臨みました(右は卯木教授)

 折橋さんはこの日、オンラインで開かれた学習分析学会の研究会で「メタバースにおける外国語学習に最適な仮想空間デザインの検討」をテーマに発表しました。学習分析学会では、学習者の学習活動を記録・分析してその結果をさまざまな形で役立てる Learning Analyticsについて、大学教員や専門家が調査・研究を続けています。

 現在折橋さんは、語学力を磨くとともにデジタルの知識や技術を身に付けようと「英語&デジタルコース」を選択しています。「VR(仮想空間)を教育に役立てていくことを考えていきたい」と、卯木輝彦教授の指導を受けながら、共立女子大と共同で研究を続けています。


▲関西外大のVR演習室を紹介しながらメタバース空間の活用について説明しました

 折橋さんは最初に、メタバース空間で体験型学習ができる「VR演習室」が2022年7月に関西外大に新設されたことや、VRを活用した語学学習の取り組みが急速に拡大していることを挙げました。そのうえで、メタバースを使った語学学習に適した「仮想学習環境」や「アバターの外観」を明確にすることを研究の目的と位置付けました。


▲(折橋さんの発表から)自分自身をモデルにしたアバター(左)とアニメ風のアバター(右)

 研究では、関西外大のエアライン演習室やホテル演習室をモデルに、フォトグラメトリーを活用してリアリスティックな環境を作成して評価実験を試みています。


▲(折橋さんの発表から)エアライン演習室をモデルに作成しました

 折橋さんは「最初はとても緊張しました。これをきっかけに、もっと研究を深堀りしたいと思います」と意欲的でした。

 指導に当たった卯木教授は「授業でVRを紹介したのがきっかけです。意欲的で積極的に研究を進めてくれています」と話しています。

 本日の研究会の詳細は以下のURLをご覧ください。
 https://jasla.jp/event/workshop017/


 
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