今年度最後のオープンキャンパスが御殿山キャンパス・グローバルタウンを主会場に開催されました

 今年度最後となる第7回オープンキャンパスが12月17日、御殿山キャンパス・グローバルタウンを主会場に開催されました。来年2~3月の一般入試を控え、予備校の講師による一般入試対策講座、4月にスタートする新学部「国際共生学部」、外国語学部の新学科「英語・デジタルコミュニケーション学科」の体験授業、外国人留学生と話そう、など多彩なイベントが行われました。


▲予備校講師を招いて行われた一般入試対策講座

■一般入試対策講座
 一般入試対策講座は、夕陽丘予備校の講師が国語と英語について、過去問題をもとに解き方のコツや勉強方法を解説しました。国語の現代文については、「言葉に対する意識をもち、しっかりと言葉を理解できているか考えながら、ていねいにメリハリをつけて読むことが大切」と指摘しました。古文については、「基本的な知識と類推で解ける」とし、「基本を押さえておこう。今からでも間に合う」などと激励しました。


▲体験授業をするリンダ・ボアカー教授

■新学部・新学科体験授業
 国際共生学部の体験授業は、リンダ・ボアカー教授とタチアナ・モモルダエーバ講師が行いました。ボアカー教授は「 Is Japan facing a time of big change? 」をテーマに、幕末から明治維新にかけての歴史を振り返り、「現在の日本に求められているのは、主体性を持って行動する力です。ぜひ国際共生学部で学びましょう。そして日本を変えるのです」と呼びかけました。

 岡山県から訪れた高校2年生は「高校での英語の授業とは全く異なり、英語で日本の歴史を振り返り、未来について話す授業はとても斬新でした」と話していました。


▲アイデンティティについて語るタチアナ・モモルダエーバ講師

 モモルダエーバ講師は、「Cultural Identity」と題し、ワークシートを使いながら、自分のアイデンティティーを知り、参加者同士で自己紹介をするといったインタラクティブな授業を行いました。「自身のアイデンティティーを知ることで自分をより良くし、他者への理解を深めることができます」と講義を締めくくりました。


▲アメリカのメディアについて話す魚住真司教授

 英語・デジタルコミュニケーション学科の体験授業は外国語学部の魚住真司教授が「メディア・スタディーズー米国黎明期に見るデジタルコミュニケーションへの布石」と題して行いました。

 魚住教授は、アメリカにおける情報伝達の歴史を紹介しながら、電信の実用化が南北戦争後の米国の統一を促したと指摘しました。一方で、メディア不信による米国の分断、新聞媒体の衰退、フェイクニュースの流布などに触れ、米国が再び統一できるかどうかは、人々がメディアに何を求めるかにかかかっていると問題提起しました。


▲参加者と話す留学生

■外国人留学生と話そう
 外国人留学生と話そうでは、5人の留学生が参加し、日本語と英語を使いながら高校生と交流しました。参加した滋賀県内の高校2年生の女子学生は、「日本語が流暢なので、外国語の勉強方法を教えてもらいました。もっと自分も勉強しないといけないなと感じました」と話しました。北海道から訪れた高校2年生の女子学生は「志望校を探している最中ですが、国際色豊かな関西外大を体験できました」と笑顔でした。


▲来場者と交流する英語国際学部の学生

 大学3学部と短大部の学生も「外大生と話そう」のコーナーを設け、来場者と学生生活を紹介するなどし交流しました。


▲スピーチする外国語学部英米語学科3年山下遥真さん

■オープニング
 オープニングの全体説明は、谷本ホールであり、外国語学部英米語学科3年の山下遥真さんがスピーチしました。山下さんは、アメリカに留学した経験を紹介しながら、「関西外大にはチャンスをつかむ機会が多くあり、挑戦し続ける人への支援制度も整っています。積極的に自分から行動しなければチャンスをつかむことはできません。みなさんも関西外大に来ませんか」と呼びかけました。

 この後、新学部・新学科の概要説明で、国際共生学部国際共生学科長に就任予定のリンダ・ボアカー教授は、4年間オールイングリッシュで行う授業の特色を説明しました。英語・デジタルコミュニケーション学科については、外国語学部教務部長の玉井久之教授が英語学とデジタル分野の文理融合型授業について解説しました。最後に、入試部担当者が2023年度入試概要を説明しました。
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