米・イーロン大学から教員と学生ら32人が本学を訪問 寿司づくりや講義を通して日本文化を学びました

 本学の協定締結校であるイーロン大学(米・ノースカロライナ州)の学生30人と教員2人が1月11日と12日の2日間、「Faculty-led Program」の一環で本学を訪れ日本文化への理解を深めました。

 1日目、イーロン大学の学生らは、御殿山キャンパス・グローバルタウンに到着し、オリエンテーションを受けました。関西外大の紹介映像を見た後、専攻する科目や日本の好きな所などを交えて自己紹介しました。
 続いて、御殿山キャンパスを巡りました。「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」では、「留学生と外大生が、学・食・住を共にできるすてきな施設ですね」と話しながら、共同キッチンや個室、スタディールームなどを興味津々で見学しました。


▲御殿山キャンパス・グローバルタウンの噴水前で集合写真

 外国語学部のジョン・シュルツ准教授が「Japan Demystified」をテーマに講義を行い、日本の礼儀や習慣、考え方など、日本の歴史を踏まえて解説しました。シュルツ准教授が「日本や日本人に対するイメージを教えてください」と投げかけ、学生らは「何事にも丁寧に物事をこなす」「勤勉なイメージ」など次々と自身の考えを発表しました。そのほか、日本人の会議の席次や名刺交換の作法などさまざまな事例を用いて、日常生活に根付いている日本人の気質や日本人が大切にしている考え方を紹介しました。最後「日本はいつも人を思い、いたわることを何世代にもわたり継承しています」と講義を締めくくりました。


▲講義では学生が次々と挙手して意見を述べていました


▲学生はメモを取り質問しながら理解を深めました

 日本語教員養成課程を履修している4年生の上村広菜さん、大森茉那さん、小山玲衣奈さん、辻井菜緒さん、山本玲乃さんが日本語の授業を行い、挨拶や自己紹介、数の数え方を教えました。イーロン大学のサムさんは、「数の数え方やお釣りを切りよくもらうというのは日本人らしい発想で繊細なもので難しいです。米国では硬貨をあまり使わないので、新鮮でした」と話しました。



▲みんなで数を声に出しながら学修しました

 2日目は、外国語学部のリンダ・ボアカー教授が「Japanese Business at Crossroads」をテーマに講義を行ったほか、同学部のボールドウィン・ワトソン准教授による寿司づくりレッスンも行われました。


▲ワトソン准教授が酢飯の作り方を紹介

 ワトソン准教授が、魚の切り方や酢飯の作り方など丁寧に説明をし、学生らは6グループに分かれにぎり寿司と巻き寿司づくりに挑戦しました。参加した学生は「実際にお寿司をつくるのは、はじめてなので楽しい。にぎり寿司と巻き寿司で魚の切り方が違うのは知らなかった。生の魚を調理するのは思ったより難しかった」「アメリカでは新鮮な魚がなかなか手に入らないので、自分たちで1からお寿司をつくることができて貴重な経験になった」と話していました。


▲学生たちはグループに分かれて寿司づくりに挑戦しました


▲ワトソン准教授から巻き寿司の作り方を教わりながら挑戦
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