「学生部の考える学生中心のキャンパスづくり」をテーマに第3回SD研修会が開かれました

 学生の多様性にどのように寄り添うのかをさまざまな角度から考えようと、2022年度第3回SD研修会が1月25日に開かれ、学生部係長の山本大嗣さん、係長の後藤俊敬さん、主任の南あずささん、柿平悠介さんが「学生部の考える学生中心のキャンパスづくり」をテーマに講演し、120人の教職員が参加しました。

 
▲各支援の担当者4名が支援内容について話しました

 最初に柿平さんが新しい課外活動を提案しました。「学友会本部の学生からの意見を交えて現状の学内イベントは友人との参加が前提になっている。1人でイベントに参加しにくいことが課題だ」と話します。今後は友人を作るきっかけとなるような共通点を持った人が集う会を開催することで、1人でも参加できるような課外活動を展開していきたいと意気込みました。

 
▲新しい課外活動を紹介する柿平さん

 年々相談件数が増えている学生相談について、南さんが説明しました。悩みを抱えた学生が増えている一方で、「学内の誰に相談したらいいのかわからない学生や学生相談室を知らない学生がいる」としたうえで、相談しやすい環境を提供するためにアプリの導入や留学生も利用しやすいように英語が話せるカウンセラーの拡充、情報発信の強化を提案しました。

 
▲「学生相談室をもっと知ってもらいたい」と話す南さん

 情報発信の方法を強化すべきと山本さんが提案しました。「学生の情報収集の手段は手元に届いた情報を携帯で確認する傾向が見られ、大学側から学生や保護者の手元に情報を届ける工夫が必要だ」と言います。そのために現在”外大アプリ”といった新たな情報提供の方法を検討していると話しました。

 
▲”外大アプリ”の制作を目指している山本さん

 多様化する学生とその支援の態勢づくりについて後藤さんが解説しました。経済的支援、障がい者支援などの支援を必要とする学生が増加傾向にあると話します。多様化する学生を支援するために教職員がコーチングアシスタントやFP技能士、こころ検定といった資格や研修で多様な知識やスキルを身に付ける必要があると紹介しました。多様化する学生支援には今できることのプラスアルファが求められており、教職員も知識や能力の向上をしていきましょうと締めくくりました。

 
▲教職員の知識、能力の向上が求められていると話す後藤さん
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