Global Commons 結 -YUI-でRAを務める外大生がエピペンの扱い方を学びました

 アナフィラキシーショックを起こした留学生に緊急措置としてエピペンを注射できるようにしておこうと、Global Commons 結 -YUI-でRA(レジデントアシスタント)を務める外大生が1月31日、市立ひらかた病院の医師から講習を受けました。


▲医師から最初にアナフィラキシーショックについて学びました

 エピペンは、食べ物や薬などが原因で激しい急性のアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こした人への緊急自己注射薬です。ショックを起こしたら薬剤を注射して、すぐに救急車を手配しなければなりません。

 通常は自分で注射するのですが、症状が悪化して自分で注射できないときは周囲の人が打つことになります。緊急時のため医療行為に当たりませんが、注射後30分以内に病院に行く必要があります。


▲万が一に備えるために真剣な表情で医師の話を聞きました

 結では春学期に、留学生がアナフィラキシーショックを起こして自分でエピペン注射ができないほど症状が悪化しました。そのときはRAの1人がとっさに救急救命士の父親に連絡して、電話で指導を受けながら注射しました。今回の講習会は、RAの誰でも緊急時にエピペンが扱えるようになろうと実施されました。


▲講習会で使った練習用のトレーナーです

 講習会では、市立ひらかた病院の内科主任部長で外大の産業医・学校医を務める中島伯医師がRAを指導しました。

 中島医師から「太ももに垂直に打ち、数秒間押さえる」「衣服の上から打ってもいい」「体が動くと危ないので太ももをしっかり押さえておく」といった注意を受けました。そして、実際に練習用のエピペントレーナーを使って注射の仕方を練習しました。


▲練習用のトレーナーを使って練習しました

 2022年8月からRAを務めている宮﨑夕依さん(外国語学部英米語学科2年)は「エピペンという言葉は知っていましたが使い方は知りませんでした。正しい知識と扱い方が身に付いたので、何かあったときに助けてあげることができればと思います」と話していました。

 
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