PBLで企業と協働開発した新商品の販売が、高島屋大阪店の「学生EXPO2023」で始まりました。14日(火)まで

 PBL(課題解決型授業)で大阪製ブランドを追求する企業と協働で開発した新商品の展示・販売が2月8日から、高島屋大阪店(大阪市中央区)6階のローズパティオで開かれている「学生EXPO 2023 OSAKAええモン」で始まりました。14日(火)まで開催しています。


▲高島屋大阪店6階で始まりました

 企業などと協働して課題を見つけて企画や立案を行う「Project Based Learning(PBL)」は2022年度、6つのクラスが開講されました。大阪府商工労働部と連携したクラスは、「ものづくり、大阪製ブランドの魅力発信」をテーマに、大阪製ブランドに取り組む企業と協働で、SDGsの理念を生かした新商品の開発に挑戦しました。


▲外大生もショップに出て説明します

 デザイン&ものづくりカンパニーのトライアードとコラボしたチームは、記憶と思い出に残る斬新的なメモ帳「OMOSHIROI SHRIES」の新商品「駄菓子屋(Dagashiya)」を開発しました。若い世代をターゲットに、若者に広がる昭和レトロブームを取り入れ、メモ紙を使っていくと少しずつモチーフが現れ、最後に精巧なペーパーアートになります。


▲昭和レトロを取り込んだメモ帳「駄菓子屋(Dagashiya)」

 メンバーの古川萌さん(英語国際学部3年)は「これまで以上に大阪の魅力を発信しようと試行錯誤を繰り返し、ようやく製品化にこぎつけました」と話しています。


▲「試行錯誤を繰り返した」と話す古川さん(右)

 SDGsにつながる製品開発を展開するサンワードと協働したチームは、引退した電車の座席シートの生地を活用したトイレ用品「トイレdeトレイン(トイレマット、ふたカバー、便座カバー、ペーパーホルダーカバー)」を提案しました。ペット用品やバックなどの提案がボツになり、行き詰っていた時に〝冬の冷たいトイレ〟が思い浮かんでひらめいたといいます。


▲引退する電車の座席シート生地を活用した「トイレdeトレイン」

 岡杏里紗さんと山本航也さん(ともに外国語学部スペイン語学科3年)は「SDGsに関連する新商品を考えてほしいと依頼されて考えました。座席シートの生地なのでとても温かくなります」と紹介しています。


▲「今までにないおもしろいものに仕上がりました」と話す(左から)岡さんと山本さん

 大徳木管工業とコラボしたチームは、端材を原料に、ビー玉転がし・積み木・パズルの要素を備えた木製玩具「coconos DIVE」に挑みました。そして、穴をくぐるとビー玉が急加速するパーツや、ビー玉がスイッチバックするパーツを作り出しました。組み合わせを工夫するなどして、子どもたちが高度な積み木遊びをパズルのように楽しめるよう考えました。


▲学生が考え出した斬新なパーツで木製玩具がさらに進化しました

 「学生EXPO 2023」には、外大のほか桃山学院教育大学も参加しています。14日(火)まで、PBLを通して開発した新商品を販売したり、ワークショップを実施しています。



 
一覧を見る