短期大学部のFD研修会が開かれ、コロナ禍によるオンライン授業が与えた影響に関する分析結果などが報告されました

 短期大学部のKGCベーシックスFD研修の第44回研修会が2月10日に開かれました。新型コロナウイルスによるオンライン授業がどのような影響を与えているかを調査分析した結果などが報告されました。


▲学修成果の可視化に向けて協議を重ねています

 新型コロナウイルスの影響で、2020年度と2021年度はオンライン授業やハイブリッド授業になりました。オンライン授業で学生の学力にどのような変化があったかはよく分かっていません。

 短期大学部のFD委員会などは、春学期と秋学期に1、2年生に実施している英語必修科目の統一期末試験の正答率を、コロナ禍前の2019年度と今年度の2022年度で比較して分析しました。


▲分析結果の報告に耳を傾けました

 その結果、全体的に正答率の低下傾向が見られました。「学生は、高校2年、3年からコロナ禍で授業が影響を受けたからではないか」「対面授業が少なくなって、クラス内での同調圧力の影響を受けにくくなったのではないか」といった理由が考えられるとしました。分析の結果を踏まえて次回の研修会で、どのような指導をしていくべきかについて協議します。

 このほか、受講生が減少しているパワーアップ講座の課題分析や、2022年度の学修ルーブリックの分析結果が報告されました。
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