体育会所属クラブの主将、副主将が、体育会本部主催のイベントでリーダーのあり方を学びました

 クラブ活動の要となる主将と副主将にリーダーのあり方を学んでもらおうと、体育会本部のリーダーズイベントが3月4日に開かれ、25のクラブから50人が参加しました。


▲主将と副主将が一堂に介してリーダーのあり方を学びました

 新たに就任した主将や副主将に、チームをけん引する立場であることを自覚してもらうと同時に、体育会の会員同士の横のつながりもつくってもらおうと開かれました。

 最初に、学生部長の太田和男教授が「皆さんは体育会を盛り上げていくメンバーです。体育会の頑張りが外大の誇りになっています」と挨拶し、体育会本部の堀田京聖会長が「漠然とした不安やこれからチームの顔として進むべき方向を、より具体的かつ確信的にイメージするために意見を交換してください」と話しました。


▲体育会の堀田会長があいさつしました

 続いて研修会が開かれました。太田教授が「大学生にもなってクラブ活動に規定があるのかと思うかもしれませんが、これは〝最低限守ってもらいたい〟というルールであり、皆さんはこのルールで守られている部分があります」と述べました。


▲学生部長の太田教授がクラブを運営する上での規定について説明しました

 また、クラブ全体としての目標と重点項目、各クラブ員の個人の自己目標と自己重点項目を設定する「パーソナルレポート」の作成について説明がありました。各クラブ員は4月末までに作成し、年度末には自己評価をすることになっています。

 体育会本部から体育会の組織や役員について説明のあと、5~6人のグルーブに分かれてグループワークを行いました。「チームにとって良いリーダーとは?」「チームにとって悪いリーダーとは?」「やる気のない部員が1人出たらどうするか?」をテーマに、グループごとに話し合い、発表しました。


▲体育会本部は体育会の組織や役員について説明し、グループワークを行いました

 「良いリーダー」としては「自分の意見を持ち、自分からチームを引っ張っていく人」「部員一人一人を把握し、行動で示すことができる人」といった意見が出たほか、「悪いリーダー」としては「自分のことしか考えていない自己中心な人」「他人には言うけれど自分では行動しない人」などの意見が出ました。


▲「良いリーダー」「悪いリーダー」などについて意見を出し合いました

 このあと、中宮体育館のアリーナで、レクリエーションを通じてリーダーとしてのあり方を学びました。

 お互いに背中合わせになって言葉だけで情報を伝え、アリを描くプログラムでは、「伝えたつもりでも伝わっていないこと」があることを知り、コミュニケーションのズレを学びました。


▲背中合わせで情報を伝えて「アリ」を描きます

 また、「口」という漢字に2画を加えて知る限りの漢字を書いていくプログラムでは、1人より2人、2人より4人とコミュニケーションの幅が広がるほど成果が上がることを知るとともに、ただ人が集まったのが〝グループ〟でコミュニケーションをとって目標に向かいパフォーマンスを上げていくのが〝チーム〟だと学びました。


▲「グループ」と「チーム」の違いを実感するプログラムに挑戦しました

 ラグビー部副主将の那須一洋さん(3年)は「普段は関わることのない他のクラブの人と知り合えて良かったです。コミュニケーションの取り方など教えてもらえたので、新チームで活用していきたいと思います」と話していました。 





 
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