短期大学部の春学期のPBLが始まりました。大豆ミートを使った菓子の商品開発や販売戦略に取り組みます
▲大豆ミートを使ったお菓子がテーマです
PBLは企業と協働して企画や立案から実施まで行い、学生の企画力を高め、コミュニケーション力を向上させる授業で、沼田晃一教授の指導で進めています。
春学期は、知育菓子を開発・販売する一方で〝甘栗むいちゃいました〟などの人気商品を生み出している「クラシエフーズ」(東京都港区)と協働で、現在、世界的に注目を集めている大豆ミートを使った菓子の商品開発や販売戦略に取り組みます。
▲大豆ミートをめぐる世界の現状について聞きました
グループワークに先立ち、クラシエフーズ食品研究所の吉岡聡さんが大豆ミートについて紹介するとともに、今回のPBLの課題を提示しました。
吉岡さんは「世界人口の急増で、早ければ2025~2030年頃には需要と供給のバランスが崩れる〝タンパク質危機〟が来るといわれています」と解説し、牛肉や豚肉などと比べて、温室効果ガスや水の消費量を格段に減少させ、低資質・低カロリー・高タンパク質の大豆ミートの注目度が一気に高まっていることを示しました。
そのうえで、現在、開発販売している「あぁ牛タン」について「酒のつまみとして食べるヘルシー志向の30代以上をターゲットにしています。また、大豆ミートは〝ヘルシー〟というプラスイメージと〝おいしくない〟というマイナスイメージがあります」と説明しました。
▲大豆ミート(右)と大豆ミートでつくった「あぁ牛タン」
吉岡さんは「18~22歳に向けた大豆加工菓子を課題にします。5W1Hと、4P(企業視点)4C(顧客視点)をヒントにして、大学生らしい斬新なアイデアを期待しています」と呼び掛けました。
受講生の岩下碧華さんと山内乃亜さん(ともに2年)は「昨年にPBLのプレゼンテーションを見て、私も受講したいと思ったのがきっかけです。課題の研究に興味があるので楽しみです」と話していました。受講生たちはグループワークを行い、7月に発表します。
▲3カ月にわたってグループワークに取り組みます
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