外国人留学生が浴衣を着て日本の盆踊りを体験しました

 外国人留学生が実際に浴衣を着て日本の盆踊りを体験しました。国際交流部の日本の文化を紹介するイベントの一環で、地元の踊りの会「美なづき会」の皆さんが、踊り方はもちろん着付けや髪結いも指導しました。


▲浴衣姿ですっかり日本の夏の気分です

 留学生18人と「Global Commons 結 -YUI-」でRA(レジデント・アシスタント)を務める外大生10人が参加しました。留学生は用意された30種類ぐらいの浴衣から自分の気に入った浴衣を選び出し、美なづき会の皆さんに着付けをしてもらいました。また髪も結ってもらい、すっかり夏の装いになりました。


▲浴衣の着付けをしてもらいました


▲髪を結い上げてもらい夏の装いに包まれました

 まず、着物や踊りについて説明を受けました。留学生は「着物の帯の結び方は男性と女性で違います」といった話を興味深そうに聞いていました。また、美なづき会の踊りを鑑賞しました。


▲早くも踊りの輪ができました

 続いて、実際に踊りを体験しました。留学生は、美なづき会の皆さんから指導を受けて、炭坑節、河内音頭、げんき音頭の3曲を習いました。最初はぎこちない動きでしたが、丁寧な指導のおかげで音頭に合わせて踊りの輪をつくることができるようになりました。


▲盛り上がっています

 最後は野球拳の曲で踊りながらトーナメント式のじゃんけん大会で盛り上がりました。


▲留学生にはとても良い体験になりました

 ドイツの留学生、カトマン・ソフィアさんは「ドイツ人全員が知っているような民謡や踊りがないのでとても興味深い経験でした。着物を着ることができてうれしかったです」と満足そうでした。

 京都のフリーマーケットで買った自分の浴衣を着て参加した米国からの留学生、アブズベイダ・ノーティカ・ローズマリーさんは「本当に楽しかった。美なづき会の踊りもとても良かった。米国の在籍大学であるPSUに戻ったら、日本人コミュニティーで地域のイベントがあります。また盆踊りをやりたいと思います」とすっかり気に入った様子でした。

 また、初めて着た浴衣に魅せられた米国の留学生、ビドー・ビクトリア・エリザベスさんは「アメリカではポップな音楽に合わせて踊ることがあっても、みんなで踊れるようなものはありません」といい「米国の文化との違いも発見できました」と話していました。
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