卒業生で温泉旅館の社長を務める重田幸太郎さんがHospitality Management Programの授業でゲストスピーチしました

 卒業生で現在、温泉旅館の社長を務める重田幸太郎さん(外国語学部英米語学科2019年卒)が4月18日、Hospitality Management Program(サービスホスピタリティー業界のリーダー育成プログラム)の授業「マネジメント&リーダーシップ」と「ホテル・ビジネス」でゲストとしてスピーチしました。


▲受講生にスピーチする重田さん

 両授業は、外国語学部のユ・ケイト・インヨン准教授がオールイングリッシュで開講しています。重田さんは、Hospitality Management Programの初年度の受講生で、〝世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが目指す10年先のマネジメントの先取り〟を目指し、3月初めに兵庫県・湯村温泉でオープンした「湯村温泉緑屋」の社長を務めています。


▲ユ・ケイト准教授(左)と話す重田さん

 重田さんは、在学中にアルバイトした大阪・心斎橋のホテルでの体験が「1番自分を育ててくれました」と振り返り、外大卒業後にオーストラリアの大学院に進学して国際ホテル経営学修士を獲得したことや、リッツカールトン東京やリッツカールトン京都で無給で働いた経験などを披露しました。「

 外資系ホテルでの経験を積みましたが「旅館は日本のオリジナルです。旅館に入って日本旅館をもっと盛り上げたいと思いました」と話しました。ファイナンスやフロント、ドアマンなどさまざまな部署を経験して、緑屋の社長に着任しました。


▲自らの経験をわかりやすく伝えました

 緑屋は浴場の湯の温度から各室のドアの開閉まですべてインターネット管理されています。また夕食は提供せず、コラボしている地元のレストランを紹介して地域の活性化につなげています。

 自ら開発したプロジェクトを〝緑屋プロジェクト〟と呼ぶ重田さんは「少人数でも旅館を経営できる仕組みをつくりました。システムを導入すれば、ノウハウのない20代でも経営できます」と紹介しました。


▲受講生からはさまざまな質問が出ました

 このあと、「大学時代に打ち込んだことは何ですか」「モチベーションをどのように保っているのですか」「外資系ホテルと日本旅館のマネジメントの違いは何ですか」といった受講生の質問に丁寧に答えていました。



 
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