「Maker Faire Kyoto 2023」に水野義之教授の受講生が出展 ソニーセミコンダクタソリューションズの協力でマイコンを活用し気象データなどを可視化
▲フェア会場の様子
この催しは、あらゆるものづくりに携わる「Maker」が作品を出展し、情報を共有したり、出展者、参観者が交流したりするものです。今回は、エレクトロニクス、オーディオ、IoT、教育、フード、企業内の部活動など約30のカテゴリーから出展されました。
▲出展作品について参観者に説明する佐藤瑛介さん(向こう側右)と眞弓晃成さん(同左)
水野教授は、名誉教授を務める京都女子大学でも講義を受け持っています。フェアには、本学の「総合科目E」を受講した外国語学部4年佐藤瑛介さん、英語国際学部4年眞弓晃成さん(受講当時3年生)と京都女子大の2人の計4人が、授業でつくった装置を出展しました。
▲マイクロコンピュータを使い心拍数を可視化した装置
水野教授の授業は、ものづくり体験の実習を中心とし、マイクロコンピュータのプログラミングを学び、センサーとマイコンの使い方を調べて使えるようになることを目標にしています。
▲マイクロコンピュータを使い音声を可視化した装置
出展した装置は、マイコンを使って、異なる場所でセンサーによって測定した気温・湿度・気圧などのデータを処理し、可視化するものなどです。マイクロコンピュータに関しては、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社の協力を得て、コンパクトで低消費電力なボードコンピュータ「SPRESENSE™(スプレッセンス)」を活用することができました。そこで授業ではSPRESENSE上でAIを使った画像認識を行い、2台のマイクロコンピュータを連携して動作させました。
▲フェアに参加した(左から)眞弓さん、佐藤さん、水野教授と京都女子大学の学生
参加者の1人、佐藤瑛介さんは「水野先生の授業の課題では、マイコンの動作確認に取り組みましたが、気象データの変化をどう作り出すかなど、自分で方法を考え、解決することが求められ勉強になりました。やり遂げたという達成感があり、京都のフェアに参加できたことを喜んでいます」と言っていました。
水野教授は、「マイコンを組み立て、プログラムをつくってみると、いろいろなことができます。学生たちは、今回のフェアを通して、デジタルは、こんなこともできるとモチベーションを上げることができたのではないでしょうか」と話していました。
※SPRESENSEは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。
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