学友会本部が、枚方自動車教習所から講師を招いて救命講習会を開き、70人が受講しました

 救急救命が必要なとき、慌てずに適切な措置ができるようになろうと、学友会本部が5月20日、枚方自動車教習所から講師を招いて救命講習会を開き、クラブの部員や「Global Commons 結 -YUI-」のRA(レジデント・アシスタント)、職員ら70人が受講しました。


▲クラブ員や結のRAが受講しました

 今回はクラブの部員のほかに、大勢の外国人留学生が生活している「結 -YUI-」のRAも参加し、枚方自動車教習所のインストラクター、小林和史さんらが講師を務めました。

 小林さんは最初に、心配が停止すると1分ごとに救命率が10%ずつ低下していくと説明し、「脳の細胞に障害が出始める3分後から救急車が到着するまでの9分半は、皆さんが命をつなぐ役目を担ってください」と話しました。


▲グループに分かれて実際に救命措置を体験しました

 そして救命措置として「C」(Circulation、胸骨圧迫)「A」(Airway、気道確保)「B」(Breathing、人工呼吸)「D」(Automated External Defibrillator、AED)を覚えてほしいと呼び掛けました。

 胸骨圧迫は、20秒で30回を救急車が到着するまで続ける必要があります。「強く(深さ約5センチ)、速く(毎分100~120回)、絶え間なくやることが大切」としたうえで、16歳以下の子どもや、1歳未満の乳児に対する措置についても説明しました。


▲胸骨圧迫は想像以上に力を使います

 参加者は人形を使って練習しましたが「想像以上に力が必要です」と話していました。小林さんは「完璧でなくていいので、1人でも多くの人が一歩踏み出す勇気が大事です」と訴えました。

 また、AED(自動体外式除細動器)の使い方も学びました。機械が音声で案内してくれるので「電源を入れる」「パットを所定の場所に貼る」「感電しないように離れて待つ」の3つの行動をとることと、注意点を覚えました。




▲AEDは音声に従って使います

 「結 -YUI-」で今年1月からRAを務める和田栞さん(外国語学部英米語学科2年)は「人工呼吸やAEDの講習は何回か受けたことがありますが、知識をしっかりと再確認することができました」といい「海外からの留学生が不安を感じることなく生活できるように、救命措置の有効なやり方を常に確認しておきたいと思います」と話していました。



 

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