2023年度の5回目のオープンキャンパスが開かれ、大勢の高校生でにぎわいました
▲オープニングは高校生と保護者であふれました
谷本記念講堂のオープニングスピーチでは、外国語学部英米語学科4年の山田飛馬さんが「夢に向かって努力する学生をサポートする体制が整っている関西外大で学びませんか」と呼び掛けました。山田さんは「Super IESプログラム」を履修したことで英語力が向上し、米国の大学への留学が実現したことを紹介し、現在は海外で働くという夢に向かって取り組んでいると話しました。
▲山田さんが「夢に向かって努力する学生を支援する大学です」とアピールしました
今年で教職教育センターが20周年を迎えます。「教員を目指す人のコミュニケーション講座」では、福永光伸教授が教育職を目指す外大生が実際に授業で使っているワークシートを使って体験授業を行いました。相手と目を合わせずに英語で自己紹介したり、反対に相づちを打ちながらの自己紹介を経験して、外国語によるコミュニケーション力の難しさや必要性を伝えました。
▲教員を目指す人のためのコミュニケーション講座です
また、2月にマレーシアのサンウェイ大学とサンウェイインターナショナルスクール、Refugee School(難民の学校)で研修を受けた英語キャリア学科小学校教員コース4年の林愛央さんが、多民族国家のマレーシアで経験したさまざまな子どもたちとの取り組みについて報告しました。林さんは「難民の学校では、生きていくために英語を学ぶ子供たちがいることを知りました」と話しました。
▲マレーシアでの研修体験を報告した林さん(左)と高校生に小学校教員コースを説明した佐合栞さん
短期大学部では2024年4月に未来キャリア英語学科がスタートします。ファッションビジネスなどをめぐる資格の取得を目指す一環として、「サステナブルファッション」をテーマにした体験授業がありました。中谷恭子講師が「ファッション業界は世界2位の汚染産業とみなされています」と前置きし、今、企業ができることは何かと問い掛け、グリーンダウン(羽毛)プロジェクトなどの具体的な取り組み事例を紹介しました。そのうえで「私たちができることは何か考えてみましょう」と呼び掛けました。
▲短大の新学科の体験授業は「サステナブルファッション」がテーマでした
また「短大生と話そう」では、新学科をめぐる質問のほか、「留学に行けるのか」「なぜ短大を選んだのか」といった質問が高校生から出ました。山部はるさんと西川陽菜さん(ともに2年)は、自分のカナダへの留学体験を紹介したり、「短大は未来の選択肢の幅を広げることができます」とその魅力を説明していました。
▲高校生の疑問に丁寧に答える山部さん(左)と西川さん
人気の高い航空業界やホスピタリティをめぐる説明会や体験授業にも多くの高校生が詰め掛けました。
航空業界説明では熊谷映子教授が、航空業界はテロや災害などに左右されるイベントリスクの影響を受けやすいと指摘しました。近年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、リーマンショックなどを上回る大きな影響を被ったことを説明したうえで「それでも旅客数は右肩上がりに増えており、航空業界は衰退産業ではなく成長産業です」と強調しました。
▲「航空業界は成長産業です」と強調した航空業界説明
ホスピタリティの体験授業は、「心を伝える」と題して永江久美子教授が行いました。ホスピタリティを「人と人とが信頼を築き、期待を超える喜びや感動を共につくりだすこと」と定義し、接客対応の基本として、あいさつ、話し方、身だしなみなどを挙げ、「身だしなみは、相手を不快にさせない」「表情は口角を上げる」などと説明しました。また、参加者は実際に立ち上がって、会釈、敬礼、最敬礼を具体的に学びました。
▲会釈、敬礼、最敬礼を実際に体験しました
このほか、大手予備校講師による入試対策講座(ベーシック編)が開かれ、「この夏から始める英語勉強法」と題した話に、参加者は真剣な表情で聞き入っていました。また、分野別に行われた個別相談では、高校生や保護者から「入試」「留学」「学生生活」「就職」などに関する質問が次々と寄せられ、それぞれの担当職員が分かりやすく丁寧に答えていました。
▲担当職員が個別の相談にも丁寧に応じました
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