第27回全国外大学長会議が御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれました

 第27回全国外大学長会議が10月6日、御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれました。全国の国公私立外国語大学7大学の学長ら24人が出席しました。


▲当番校を代表してあいさつする大庭幸男学長

 冒頭、当番校を代表して大庭幸男学長が「外国語大学にとって重要で喫緊の課題について実りある意見交換ができることを願っています」とあいさつしました。

 出席したのは、大庭学長、東京外国語大学の林佳世子学長、神田外語大学の宮内孝久学長、名古屋外国語大学の亀山郁夫学長、京都外国語大学の小野隆啓学長、神戸市外国語大学の田中悟学長、長崎外国語大学の姫野順一学長と各大学の関係者。


▲御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれた第27回全国外大学長会議

 議事では、➀「外国語大学における生成AIの利活用を巡る諸課題等について」、②「外国語大学の魅力向上と志願者確保に向けた取組等について」の二つの議題について意見交換しました。

 生成AIの利活用については、「生成AIの登場は外国語大学にとりインパクトのある話だが、うまく使うと有力なツールになる。外国語大学としてどう向き合うか、小中高校にアピールしていくべきでは」「AIを使いこなし、AIとともに発展していくことを学生と一緒に考えていく。そのヒントを出すのが大学の仕事と考える」といった意見が出ました。

 一方で、「AIにはコミュニケーション能力が欠けている」として、「教育の質を維持しながらAIを活用するというバランスを取る必要がある」という声もありました。

 大学の魅力向上や志願者確保については、外国語大学として「語学プラスアルファをもつ」「二つの足場をもつ」「二つのアイデンティティをもつ」といった表現で、語学に加えて、それ以外のものが学べる環境をメッセージとして示すことが重要との意見が目立ちました。

 また、「外国語を学ぶことで得られるキャリアや、人生の具体像を高校生に示すことが大事」「学生たちの自主的な課外活動をサポートしていくことが重要」などの発言もありました。


▲日本人学生と留学生が居住する「GLOBAL COMMONS 結-YUI-」を見学する学長ら

 会議終了後、出席者は、御殿山キャンパス・グローバルタウンの各施設を見学するキャンパスツアーに参加しました。この後、大阪市内のホテルで懇親会が開かれました。


▲会議を終えて (前列左から)林佳世子・東京外大学長、宮内孝久・神田外語大学長、亀山郁夫・名古屋外大学長
大庭幸男・関西外大学長、小野隆啓・京都外大学長、田中悟・神戸市外大学長、姫野順一・長崎外大学長
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