英語国際学部の塩澤さん、外国語学部の的場さんが学習分析学会で対話型生成AIを活用した語学学習システムについて発表しました

 英語国際学部3年の塩澤和花さんと外国語学部英米語学科1年の的場詩音さんが、12月16日に大阪市内で開かれた学習分析学会の研究会で、対話型生成AIを活用した語学学習システムをテーマに発表しました。

 塩澤さんと的場さんは外国語学部の卯木輝彦教授の指導で、対話型生成AIを活用した学習システムの研究に取り組んでいます。この日の研究会では、学習履歴データの取得・分析・利活用についての研究や実践例について、関西外大のほか、徳島大学、北陸大学、上智大学などのチームが研究成果を計5件を発表しました。


▲オンラインと対面のハイブリッド開催になりました

 塩澤さんは「対話型生成AIを活用したTOEIC写真描写問題対策用学習システムの検討」テーマに発表しました。

 個人で学習ができるTOEIC対策用の学習システムの開発を目標に、今回は対話型生成AIで写真描写問題の対策に適した英文が作成可能かを検証しました。塩澤さんは検証結果を踏まえて「適切な英文の作成は可能」とし、さらに精度を高めることなどを今後の課題としました。


▲塩澤さんは個人で学習ができるTOEIC対策用の学習システムの開発を目標にしています

 発表を終えた塩澤さんは「学会での発表も質疑応答も初めてで緊張しましたが、良い経験になりました。指摘していただいて気づくことも多く、楽しかったです」と話しています。

 的場さんは「AIアバターに対話型生成AIを活用した語学学習システムの開発」をテーマに発表しました。

 5月の研究会で発表した「AIアバターにChatGPTを活用したVR外国語会話学習システム」をさらに改良し、繰り返し練習を可能にしたり、ネイティブの音声を取り入れるなど、より実用に即したシステムにしました。


▲的場さんは5月の研究発表の成果の改良をさらに進めました

 的場さんは「初めての研究発表会で緊張しましたが、大変貴重な経験をしました。多くの方とお話しする機会があり、とても参考になるアドバイスをいただきました。今後の自分に生かしたいと思います」と話していました。

 指導に当たった卯木教授は「初めての学会発表で当初は緊張している様子でした。しかし、他大学の教員からの質問にも堂々と答えていました。今回の発表を自信に変えて、これからもさまざまな挑戦をしてほしいです」と述べています。




 
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