2024年の第1回オープンキャンパスが開かれ、約1800人が訪れました

 2024年の第1回オープンキャンパスが3月31日に、中宮キャンパスと御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれ、高校生ら1764人が訪れました。

 
▲田中さんが「国際的な人材になりたいなら関西外大は最適な大学です」と高校生に伝えました

■オープニング

 アメリカ・ニューヨーク州のユーティカ大学への留学を経験した、外国語学部英米語学科3年の田中湧唯さんがスピーチしました。田中さんは、大学にも町にも日本人がいなかったことから精神的に負担を感じ、留学をやめそうになったとき、現地の留学アドバイザーの勧めで格闘技のジムに通い、地元の友人もできたことで立ち直った体験を語りました。留学中は食を通じて交流した経験から、食品系の商社への就職を志望していることに触れ、「国際的な人材になりたいなら関西外大は最適な大学です」と述べました。

■体験授業

 国際共生学部ではテポ・サビーン教授が「The Iceberg of Culture」をテーマにオールイングリッシュで講義しました。テポ教授が「文化は氷山のようなものです。目に見えるものは10%で、目には見えないけれど価値があり影響力の高いものは水面下の90%に存在します」と話したあと、高校生たちは「chopsticks」「kabuki」「body language」「personal space」など15のワードを「The Cultural Iceberg」の図に書き入れていきました。

 
▲テポ教授が文化を氷山に例えて講義しました

 スペイン語の講義は外国語学部のパウラ・レテリエル教授が担当しました。あいさつとアルファベットの発音を練習したあと、ラテンアメリカの国名や数字の数え方を覚えました。そして高校生たちはスペイン語で「私の名前は~です」「私は日本人です」「はじめまして」に挑戦しました。

 
▲レテリエル教授が初歩のスペイン語を講義しました

 「やりたいことって何ですか?-大学でのまなび」をテーマに、英語キャリア学部の朝倉洋子准教授が、英語キャリア学部での学びと将来への結びつきについて授業しました。

 「関西外大で志望されている就職先はサービス業が多いですが、4年間の学びを通して就職先が変わる学生も多くいます」としたうえで、「英語キャリア学部では英語で幅広い専門分野を学びます。学びを通して興味の幅も広がり、いろいろな職種、フィールドで活躍できます」と紹介しました。

 
▲朝倉准教授は「やりたいことって何ですか?」をテーマに講義しました

■航空業界説明

 エアラインビジネスを担当する宮下康教授が、日本の航空業界について説明しました。「航空業界はイベントリスクの影響を受けやすいですが、世界の航空旅客数は30年間で見ると、増加傾向です」と紹介しました。また、「関西外大ではエアライン演習などの施設や航空業界で務めていた教職員、OB生が来学したり対話できる機会などが多く、航空業界へ就職する学生が多くいます」と述べました。

 
▲航空業界説明に耳を傾ける高校生

■外大生・短大生・留学生と話そう

 「留学生と話そう」のブースには、大勢の高校生が英語で留学生とのコミュニケーションを楽しみました。イタリアからの留学生のレオナルドさんは「好きな食べ物は何?」「好きな科目は何?」などと質問すると、男子高校生の2人は「ハンバーガー」「国語と英語が好き」と答えていました。高校生から「日本では単語や発音が関西と関東で違う」と話されると、レオナルドさんは「イタリアでもローマアクセントとかフローレンスアクセントとか地域によって発音やアクセントが違う」と説明していました。

 
▲丁寧なやさしい英語で話しかけるレオナルドさん

 「外大生と話そう」では、留学制度や留学をめぐる奨学金、Super IESプログラム、オールイングリッシュの授業について質問する高校生が多かったほか、「短大生と話そう」でも留学について尋ねる高校生がいたほか、「授業は何人ぐらいで受けるのか?」「週に何回学校に来るのか?」といった質問に現役の短大生が応えていました。

 香川県から訪れた高校2年生の女子学生は「授業を通してどのように成長を感じられたのかを先輩から直接聞けて、より納得できました」と振り返りました。

 
▲外大生が大学生活について、丁寧に高校生の質問に答えました

■GLOBAL COMMONS 結 -YUI-

 御殿山キャンパス・グローバルタウンでは、外大生と留学生が生活をともにしながら学び合う施設「GLOBAL COMMONS 結-YUI-」の見学ツアーが行われました。中宮キャンパスからのシャトルバスが着くたび、待機場所の教室は満席になりました。

 「結」で居住者のサポートをするレジデント・アシスタント(RA)の外国語学部英米語学科3年宮﨑夕依さんら17人がグリーンのジャンパー姿で案内役を務め、居室やダイニング、リビング、自習室などを回りながら居住状況などを説明していました。

 
▲結ツアーでレジデントアシスタントの説明を聞く参加者

 滋賀県の私立高校1年の男子生徒は「初めてオープンキャンパスに参加しましたが、好きなことを学べる選択肢が多いと感じました。キャンパスもとても広い印象で、いいイメージを持ちました」と話していました。
一覧を見る