留学生と外大生が桜が満開の古刹・三井寺を訪れ、腕輪念珠づくりや精進料理を経験しました

 留学生と外大生が交流を深めるフィールドトリップを通じて、日本の伝統や文化を身近に知ってもらおうとさまざまな企画を実施している外大生のグループ「Link-環-」が4月7日、天台寺門宗総本山の古刹・三井寺(長等山園城寺、大津市)を訪ねました。

 留学生18人と外大生9人が参加し、ちょうど見ごろを迎えた境内の満開の桜を楽しむとともに、腕輪念珠づくりに挑戦したり、精進料理を味わうなどして、日本文化を学ぶとともに先人のさまざまな想いに触れました。


▲大津の三井寺を訪ねました

 三井寺は7世紀後半の建立と伝わる琵琶湖湖畔の古刹で、国宝10件、重要文化財42件を数えます。万葉の時代から桜の名所として知られ、ソメイヨシノや山桜、枝垂れ桜が1000本以上が咲き誇ります。


▲三井寺は桜の名所としても知られています

 今年は例年よりも開花が少し遅れたこともあり、訪ねたときがちょうど満開の見ごろでした。留学生は〝お花見〟を満喫しながら日本の春をじっくりと楽しむことができました。


▲1000本を超える桜を存分に楽しみました

 また、世界でただ一つのオリジナルの腕輪念珠づくりを体験しました。さまざまな種類の数珠玉から好みのものを選び、丁寧に仕上げました。


▲腕輪念珠づくりに挑戦しました

 さらに昼食には、僧が托鉢のときに用いる鉄鉢を使った精進料理を味わい、修行僧の厳しい生活の一端を知ることができました。


▲精進料理を体験しました

 参加した留学生は「今までのフィールドトリップで一番でした」と絶賛したうえで「素敵な人たちと素敵なアクティビティができました」と話していました。また外大生の参加者は「念珠をつくるのは初めてだったので、留学生にとっても日本の文化に触れる良い経験となったと思います」と言い「自分自身も日本の魅力に触れることが出来ました」と振り返っていました。


▲留学生も外大生も日本の文化をしっかり学びました

 今回のトリップを企画運営した Link のスタッフの1人、久富彩子さん(英語国際学部3年)は「四季折々の楽しみがある日本文化を、留学生はもちろんですが外大生も楽しんでいる姿を見てとても胸が熱くなりました」と話していました。また、西山琳さん(同)も「実は今回の〝お花見トリップ〟は留学生からたくさんのリクエストを頂いていました。留学生だけではなく外大生からも〝楽しかった〟と言ってもらえてうれしく思います」と満足そうでした。

 
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