アジア共創学科 2025年4月スタート(設置構想中)/タイ語を学びましょう/基本的な実用会話を習得

 2024年春学期から新たに「タイ語」が授業科目に取り入れられました。来年春のアジア共創学科の開設をにらむとともに、600年以上の交流の歴史を持つ日本とタイの関係を理解するうえでも大切なタイ語を学ぶ機会が設けられました。

※関西外大通信「THE GAIDAI」317号の記事を基にまとめています



■ローマ字表記で発音学ぶ

 ネイティブのプリーチャーパンヤー・シャヤーポーン講師が担当する専門研究特別講義Kの授業をのぞいてみました。

 受講しているのは4年生が中心です。ほぼ全員がタイ語の初心者で「英語だけではなくアジア圏の言葉も習得したい」「タイと日本の歴史に興味があった」などというのが履修の理由でした。

 授業では、タイ語の基礎知識を身に付け、基本的な実用会話の習得を目指します。

 タイ語は、独特のタイ文字を使います。初心者にとっては、タイ文字の習得だけで多大なエネルギーが必要です。そこで授業では、タイ文字を覚えることは必須とせず、ローマ字の発音表記(IPA表記)とタイ文字表記を並行して使います。


▲ローマ字の発音表記(IPA表記)とタイ文字表記を並行して学びます

■まずは「声調」と「発音」

 タイ語は「声調」と「発音」を徹底的に練習することから始まります。

 声調とは、音節の中での高低や昇降の変化で言葉の意味を区別する機能で、ベトナム語には5種類あります。同じ言葉でも声調で意味がガラッと変わります。

 たとえば「paa」という言葉は、「投げる」「森」「おばさん」「パパ」と4つの意味に変わります。声調が違うと全く違った意味になってしまいます。

 発音も初心者にとっては少々難敵です。母音は9種類で短母音と長母音があります。また子音は21種類あるほか、末子音や二重子音があります。

 シャヤーポーン講師は「声調と発音をしっかり身に付けましょう」と一人ずつ、丁寧に練習を繰り返しました。


▲声調と発音をしっかり身に付けるところからスタートです

■ワイ(合掌)の挨拶を学ぶ

 声調と発音の練習に一区切りがつくと、いよいよ会話の練習に入ります。

 まず「挨拶」と「自己紹介」から始めます。職業や身分などの単語を覚えながら、「私は大学生です」「私はタイ料理が好きです」といったフレーズを覚えていきます。

 「タイ語では性別や、目上かどうかなどの上下関係で単語を使い分けます。タイでは相手によく年齢を聞くんですよ」とシャヤーポーン講師は説明します。

 そして目上の人に会ったときの挨拶であるワイ(合掌)について、実際にビデオ映像を見ながら「これは正しいワイ」「これは少し失礼なワイ」などと紹介しました。


▲ビデオ映像を見ながらワイ(合掌)について学びました

・GDPは東南アジア1位 タイは人口6600万人。日本の1.4倍の国土面積です。GDP(国内総生産)は5135億ドルで、東南アジアではトップを占めています。タイからの輸出先で日本は3位、タイへの輸入先として日本は2位で、重要なビジネスパートナーです。

 
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