英語国際学部の中尾美澄さんがけん玉のヨーロッパ選手権でベスト8、世界トップ級のプレーヤーとして活躍中です

 英語国際学部1年の中尾美澄さんがオランダで開かれたヨーロッパけん玉選手権大会でベスト8を果たしました。中学1年でけん玉のプロになった中尾さんは現在、世界大会で優勝を重ねる世界的なプレーヤーとして活躍中で「けん玉一つあれば年齢も言葉も関係なしに友達になれます」と技を磨いています。


▲得意なのはバランス技です

 中尾さんは5月31日からオランダ・ライデンで開催された「EUROPEAN KENDAMA CHANPIONSHIP 2024」で決勝トーナメントに進出、世界中から集まった強豪プレーヤーと熱戦を繰り広げてベスト8に入りました。2022年にオンラインで開催された「ノースアメリカけん玉オープン(NAKO)」のフリースタイルで優勝したほか、カナダで開かれた「VANJAM」大会では2022年と2023年に連覇を果たしています。


▲世界大会では〝バランスクイーン〟と呼ばれる常連プレーヤーです

 7月に広島県で開催された「けん玉ワールドカップ2024」では初めて審判を務めたほか、競技に使う10の技を100の規定技から選考する委員も任されるなど、世界のけん玉界で目覚ましい活躍を続けています。






▲プロ入りした中学生時代から数々の世界大会で活躍しています

 中尾さんがけん玉を始めたのは小学1年でした。けん玉は全員参加の学校行事だったので、半ば強制的でした。しかしその後、母親に連れられてさまざまなイベントや大会に足を運ぶうちに、けん玉の魅力に取りつかれました。小学6年でカナダのけん玉チームに入り、翌年にはプロになって本格的なプレーヤーになりました。世界中の大会やイベントに参加するようになり、今では「世界の主な国ならどこでも、自宅に泊めてくれる友人がいます」と言います。


▲プロモデルのけん玉で華麗な技を披露します

 中尾さんの得意技は〝静止系〟の技です。紐の上に剣をのせるなど、激しい動きの直後に剣や玉をピタリと静止させるバランス技を極めました。プレーヤーの中では「バランスクイーン」と呼ばれるほどの熟達した技を身に付けています。けん玉の魅力について「練習すればするほど上手くなる点です。飽きないし、進化を感じることができるし、誰でも成功した達成感を感じ取ることができます」と力を込めて語ります。


▲〝静止系〟の技で魅了します

 「けん玉プレーヤーは言語ができた方が絶対にいい」と言います。「もともと英語が好きでそれを強みにしたかったし、中国語も身に付けたい」と外大に入学しました。「プロモデルのけん玉の作製はすべて英語です。妥協したくないし自分の言葉で伝えたい」と話します。

 世界中の強豪選手が参加して2024年度中に東京で開催されるフリースタイルの大会で優勝することが現在の目標です。「フリースタイルの世界大会ではずっとトップ3に入り続けたいです」と決意を語りました。


 
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