夏季休暇に入って2回目のオープンキャンパスが開かれ約3200人が訪れました/次回は8月24日(土)に開催します

 今年の第5回のオープンキャンパスが8月4日に開かれました。この日は最高気温37.9度を記録する猛暑日でしたが、約3200人の高校生や保護者でにぎわいました。次回は8月24日(土)に開催します。


▲谷本記念講堂のオープニングに向かう参加者の皆さん

●・・・オープニング

 谷本記念講堂でオープニングがあり、英語キャリア学部4年の櫻井穂ノ香さんがスピーチを行いました。櫻井さんは、「皆さんの多くは、海外留学をお考えだと思います。関西外大なら、他大学にはない手厚いサポートが受けられます」と外大の魅力を話し、オーストラリア・エディスコーワン大学での10か月間の留学体験を話しました。


▲留学中の体験を話す櫻井さん

 それまで学んできたアメリカの英語と、現地で聞くオーストラリアの英語の違いに戸惑いながらも、大学での勉強の傍ら、ラジオ放送を聞いたり、ボランティア活動を通して現地の人々と交流したりして、オーストラリアの英語を習得したことなどを紹介。「自ら与えた課題を克服できた時の喜びはひとしおでした」と語りました。

●・・・地政学を学んでみませんか?(アジア共創学科体験授業)

 2025年4月に英語国際学部でスタートする「アジア共創学科」の体験授業が開かれました。英語国際学部の金樹延准教授が「複雑に絡み合う世界を理解する近道はあるのか」をテーマに、メディアの観点と地政学の観点から講義しました。新学科では「アジア地政学」が必修コア科目となります。


▲金准教授が地政学をテーマに講義しました

 地政学について金准教授は「国の地理的条件に着目し、ランドパワー(大陸国家)とシーパワー(海洋国家)に分類します」と解説しました。地政学の基本的な考え方としてランドパワーとシーパワーの両立が困難である点などを紹介したうえで、中国の海洋進出とそれをめぐる各国の動きについて触れ「地政学的な知識があれば現実の世界の動きと課題が見えます。そして未来の世界を展望する力を磨くことができます」と述べました。

 大阪府内から訪れた高校2年の女子生徒は「少し難しい話でした」と言いながらも「語学をしっかり学びたい。アジアについてとても興味があるので知識を深めたいです」と話していました。

●・・・Is Japan Facing a Time of Big Change ?(国際共生学部体験授業)

 国際共生学部のボアカー教授が、明治維新を例にして「Is Japan Facing a Time of Big Change ?」をテーマにオールイングリッシュで講義しました。最初に「日本にとって新たな道はどのようなものでしょうか?」「大きな変革はどのようにして起きるのでしょうか?」と問題提起したうえで、幕末の黒船来航から明治政府の成立までの歴史をたどりながら、「明治維新でいえば今の日本はどの段階にあるでしょうか?」と問い掛けました。そして「あなたにとってこのテーマはどのような問題ですか?」と迫りました。


▲オールイングリッシュの講義に一生懸命耳を傾けました

 堺市から訪れた高校2年の男子生徒2人組はそれぞれ「授業はほぼ理解できました。CAになりたいので実践的な英語を学べる機会を持てるのはうれしいです」「日本語とポルトガル語はわかるので英語を学んで可能性を広げたい。将来は海外で仕事をしたいと思っています」と話していました。

 国際交流センターの学生ラウンドでは、「国際共生学部の学生と話そう」に高校生が集まりました。鹿児島から訪れた高校3年の女子生徒は、Zoeさん(米・テキサス州出身)と国際共生学部の魅力やお互いの故郷を話題にしてオールイングリッシュの会話で盛り上がりました。女子高校生は「とても楽しそうに学んでいることが分かりました。世界のさまざまな問題を学んでいきたいと思っています」と話していました。


▲国際共生学部の魅力について話すZoeさん(中央奥)

●・・・客室乗務員から学ぼう

 日本航空の客室乗務員として活躍し、現在地上職として勤務する卒業生との座談会が開かれました。外大で学んだことや客室乗務員のやりがいなどがテーマになりました。


▲参加した高校生から次々と質問が上がりました

 参加した高校生からは、「CAになるために取った資格はなんですか」「留学はしましたか」「大学ではどのようなことを学びましたか」といった質問が出たほか、「AI化によってCAの業務なくなることはあると思いますか」という疑問をぶつける高校生もいました。

 高知県から来ていた高校3年生は「客室乗務員になるためにどのようなことが外大で学べるのかがわかり、話を聞けて良かったです」と話していました。

●・・・公募制推薦入試対策講座

 11月と12月に実施する公募制推薦入試の英語対策講座を、駿台予備校の講師を招いて開きました。昨年の公募制推薦入試の問題を基に、出題傾向や特徴を紹介しました。

 文法を問われる問題が特徴的であるとし、読解問題の設問をみると文法に関する知識が問われていることを説明しました。また、夏休み期間に取り組んでほしいこととして「文法の問題集をすべて解いてください。文法知識を身に付けることで、長文の読解も正しく理解できる力が付きます」とアドバイスをしました。


▲熱心に耳を傾けながらメモを取りました
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