≪Laos Study Tour REPORT≫ Experiential Learningを実践した国際共生学部生の12日間を追います

 「Experiential Learning」を通してオールイングリッシュで学んでいる国際共生学部2年の6人が2024年6月、スタディーツアーでラオスを訪れました。


▲国際共生学部の6人がスタディーツアーでラオスを訪れました

 学生が実体験を通して自分で考えていく力、解決策を見つけ出す力、さらに実践していく力を養う機会を創り出そうと2023年末、福田和生准教授が指導するインフォーマルゼミ(研究会)がスタートしました。ゼミの柱は「Human Rights」「International Organization」「SDGs」の3本で、15人の学生が自分の興味のある分野の研究を進めています。

 ゼミ結成から半年。初めての海外での実践の場として約2週間、ラオスへのスタディーツアーを実施しました。参加するゼミ生は、自ら学びたいテーマに沿って訪問したい機関や団体を決定、国連開発計画(UNDP)ラオス事務所での勤務経験がある福田准教授が訪問先を手配しました。


▲参加した学生が自らのテーマに沿って訪問したい機関や団体を決めました

 インドシナ半島の内陸部に位置するラオスは、人口770万人、面積は日本の本州より少し広い24万平方キロメートルです。2025年には日本と外交関係を結んで70周年を迎えます。

 ラオススタディーツアーに参加したのは、国際共生学部2年の梅原照斗さん▽内山小春さん▽兼本千陽さん▽狩野桜子さん▽中村美幸さん▽中嶌菜々さんで、6人ともラオスを訪問するのは初めてでした。

 教育、貧困、人権、環境、SDGsなどメンバーの関心はそれぞれ違います。しかし、実際に途上国の現場を見て、現場の声を直接聞くことで、学びの幅を広げるとともに研究をさらに深化させるのが狙いです。


▲ラオスの首都ビエンチャンのタートルアンで記念撮影しました

 2週間で訪れた政府機関や国際団体、教育機関、NGOなどは40に上ります。主な訪問先を紹介しておきます。

▼JICA(国際協力機構)
▼人民高等裁判所
▼USAID(USA国際開発庁)
▼Westminster Foundation for Democracy(ウエストミンスター民主主義財団)
▼計画投資省
▼司法省
▼AAR Japan(難民を助ける会)
▼UNFPA(国連人口基金)
▼ラオス国立大学法政治学部
▼Haakkeo school
▼EU代表部
▼Lux Dev Rule of Low Project
▼WWF(世界自然保護基金)ラオス
▼UNICEF(国連児童基金)
▼UXO Lao(ラオス不発弾センター)
▼世界銀行

 参加した6人にとって今回のスタディーツアーはとても衝撃的でした。それぞれが「心を動かされた」「日本では気付かなかった視点に気付いた」「今まで考えていた将来の進路が変わった」と感想を述べています。


▲オープンキャンパスではスタディーツアーの成果を報告するブースを設けています

 国際共生学部の6人は、何を見て、何を聴き、何を感じて、何を考えて帰国したのでしょうか。

「ラオスへのスタディーツアーが〝人生のターニングポイント〟になりました」と話す中嶌菜々さんの12日間をレポートします。

 
<< 一覧を見る >>