≪Study Abroad REPORT≫ メキシコ国立自治大学 Vol.3/外国語学部スペイン語学科4年 馬目美結さん /1日1日を大事に過ごしたい
Hola! こんにちは。
関西外国語大学4年スペイン語学科の馬目美結です。メキシコシティーからこちらのレポートを書いています!
前回Vol.2の森谷さんと同様、外大のイベロアメリカリベラルアーツ留学を修了した後、現在は、日本、メキシコ両政府主宰の「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」に参加しています。イベロアメリカリベラルアーツ留学ではメキシコのラスアメリカス大学で国際関係学を学びました。そして今はメキシコ国立自治大学でスペイン語のコースをとりながら、国際関係学の勉強を続けています。
▲お気に入りのカフェでくつろいでいます
4年生という節目の時期に決めた留学。この留学を通して学びたいこと、身に付けたいことがたくさんあります。具体的には主に「中南米の国際関係についての知識を深めること」「インターンを通しての実践的な経験を積むこと」です。この留学への参加は、簡単に決めることができた訳ではありません。迷い、不安になることもありました。とても貴重な機会を手に入れられたことに感謝しつつ、選んだ道を後悔しないために、1日1日を大事に過ごそうと思っています。
9月16日はメキシコ独立記念日でした。今回はメキシコで一番大事とされる独立記念日について紹介したいと思います。
独立記念日はメキシコ最大の祝日の一つです。1821年のメキシコ独立、そしてそれまでの歴史を振り返り、祝うお祭りです。メキシコ全土が国旗や国旗カラーで飾られます。
▲市役所前の広場は独立記念日を祝う人たちで埋め尽くされました
独立記念日の前夜、9月15日の夜からエル・グリート(el grito)と呼ばれる儀式を行います。エル・グリートは「ビバ・メヒコ(Viva México)」などと叫び独立を祝うことで、メキシコ全土で行われます。メキシコシティーの中心・ソカロ広場では大統領がその音頭を取ります。エル・グリートは、1810年の9月16日未明に、メキシコ独立の父とされるミゲル・イダルゴが、スペインの支配に対する反乱を呼びかけた時の叫び声に由来するといわれています。
それでは、私がどのようにメキシコの独立記念日をお祝いしたかを紹介しましょう。
15日夜に独立記念日に食べるポソレを食べ、その後市役所へエル・グリートをするために向かいました。市役所にはたくさんの人が集まっており、メキシコ人にとってどれだけ大事なイベントなのかがよくわかりました。
▲独立記念日に食べた「ポソレ」です
エル・グリートでは、大人から子供まで、みんなが団結して「ビバ・メヒコ(Viva México)」などと叫んでいたのが印象的でした。メキシコの国旗のカラー、緑・白・赤の花火が目の前で上がり、会場はとても盛り上がっていました!イベントは夜通しで続き、歌手がライブを行います。盛り沢山な内容を目の前で見ることができました。
10月の初めには、文法のテストがあるので授業内容の復習とテスト勉強をしています。並行して、国際関係学については時事ニュースを欠かさずチェックし、学びを深めています。
また、大学近くのパン屋さんやカフェを開拓することが楽しく、お気に入りが増えていく一方です。スペイン語のコースには他の日墨生(本研修生)もおり、バックグラウンドや経験豊富な日墨生と話すことがとても刺激になっています。
では、また来月お会いしましょう! Hasta Luego!
(※1)「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」
日本・メキシコ両政府が実施している留学制度です。日本とメキシコのパートナーシップ強化に大きく貢献し、メキシコだけではなく中南米のさまざまな分野で活躍する人材の育成を目指しています。選考試験で毎年20人が選ばれ、メキシコ政府から滞在費、授業料、渡航費などが支給されます。
まのめ・みゆう/滋賀県出身。滋賀県立彦根東高校卒業後、関西外国語大学に入学。2023年8月から2024年5月まで、イベロアメリカリベラルアーツ留学でメキシコのラスアメリカスプエブラ大学に留学していた
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