御殿山キャンパス・グローバルタウン「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」の留学生と外大生ら約200人が奈良でフィールドワークを行いました。
8月に来日した留学生と外大生が10月6日、奈良県でフィールドワークを行い、日本の文化を学びながら、案内役を務めた外大生との交流を深めました。
学・食・住の共同生活を送る御殿山キャンパス・グローバルタウンの「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」などで暮らす留学生ら約160人が参加、同施設で留学生らをサポートするRA(レジデントアシスタント)ら外大生約40人も加わりました。
▼御殿山キャンパスの中庭に集合したみなさん。朝から強い日差しが降り注いでいました
5台のバスに分乗した参加者は、まず東大寺大仏殿を訪問、高さ約15メートルの廬舎那(るしゃな)仏座像(大仏)を見学しました。初めて奈良の大仏を見たという米国からの留学生ミア・バンドソマンさんは「想像を超える大きさに興奮しました」と話し、1200年以上の時を経て残る大仏に「日本の奥深さがよく分かった」と感心した様子でした。
▼奈良の大仏は初めてという留学生もいました
大仏殿では、「柱の穴くぐり」にチャレンジする留学生もいました。くぐれば無病息災や願いがかなうとされ、留学生らは積極的に挑戦しながら、寺社に残る伝承文化の一端に触れていました。御朱印帳を持参した参加者も多く、「華厳(けごん)」の文字が書かれた御朱印を眺めていました。
▼東大寺の「柱の穴くぐり」にチャレンジする留学生
▼御朱印の真ん中に書かれているのは「華厳」の文字です
この後、参加者たちは7,8人のグループに分かれ、RAや外大生の案内を受けながら、奈良公園を散策したり、周囲の有名店で昼食をとったりしながら、快晴の古都を楽しみました。
午後からは、法隆寺を訪問。世界最古の木造建築や独特の伽藍(がらん)を見学しました。
▼参加者が多く、法隆寺で2組に分かれて記念撮影をしました
こちらでも御朱印を求める参加者は多く、法隆寺ゆかりの聖徳太子が制定した「十七条憲法」の第一条にある「以和為貴」(和を以て貴しとなす)の文字に見入っていました。同じく米国から来たというラシェル・テイラーさんは「建物に残る彫刻に魅かれた」と建造物の造作にも興味を持っていました。
▼法隆寺の御朱印には「以和為貴」と記されています
同様のフィールドワークは留学生の来日時期に合わせ、年に2回程度開かれています。この日でフィールドワーク参加は3回目という外国語学部3年の増田凛さんは「気を使うこともありますが、毎回、いろいろな留学生と友人になり、それぞれの母国の文化にも触れられ、すごく楽しい」と笑顔を見せていました。
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