国際共生学部生の「古着プロジェクト」の販売が始まりました。売上金は寄付し、サスティナビリティ―の実現を目指します

 国際共生学部2年の棚原丈さんと小島颯太さんが中心となり、SDGsの活動の一環として取り組む「古着プロジェクト」で、集まった古着の販売がスタートしました。売り上げ金はすべてJICA(国際協力機構)に寄付し、サスティナビリティ―(持続可能性)の実現と、開発途上国の支援につなげます。


▲古着プロジェクトをリードする棚原さん(左)と小島さん(右)

 古着は1着500円で販売、2着買うと1着をプレゼントしています。販売は15日(金)まで毎日12時半~15時半、中宮キャンパスの本館1階ピロティで行っています。初日の11日には3万5000円を売り上げました。販売と同時に古着の引き取りも行っています。


▲次々と外大生が詰め掛けています

 古着プロジェクトは、Experiential Learning の実践として始まった「Global Engagement in Action Series 」の第一弾です。棚原さんと小島さんが中心となって10月中旬に始まりました。「ファストファッションが広がったために環境破壊や労働者の人権侵害が深刻になっている。製造から1年以内で5分の3の服が捨てられている。あなたもその1人ではないか」と、自宅で眠っている古着の寄付を呼び掛けたところ、約400着が集まりました。


▲SDGsの活動の一環です

 今回の古着プロジェクトでは、SDGsの17のゴールのうち、8番目の「働きがいも経済成長も」▼9番目の「産業と技術革新の基盤をつくろう」▼12番目の「つくる責任つかう責任」▼14番目の「海の豊かさを守ろう」▼15番目の「陸の豊かさも守ろう」の5つの課題に向き合います。


▲サスティナビリティ―の実現を目指します

 服が好きだという棚原さんは「服をすぐ捨ててしまうのはもったいない、要らない服を集めて他の人に回すことができたらと思っていました」と言い「行動に移すことができて良かったです。これから定期的に開くことができたらと思っています」と話しています。

 学生が興味を持ち最も身近なものの一つが古着だという小島さんは「こんなに協力してもらえるとは思っていませんでした。感激しています」と話します。「インスタでPRするとインプレッションが1万を超えました。加速度的に認知度が上がり、とてもやりがいがあります」と声を弾ませています。

 
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