在ポルトガル日本大使館で勤務する卒業生を招いて、留学とキャリアについて聞く「FIND your pathway」が開かれました

 毎週金曜日の昼休みの時間帯に外大生と留学生が交流する「FIND your __ 」は、11月11日にスペシャルバージョンとして、卒業生を招いて留学とキャリアについて理解を深めました。

 「FIND your pathway」をテーマに卒業生で現在、在ポルトガル日本大使館で勤務しておられる、飯沼昂貴さんが留学とキャリアについて講演しました。

 
▲留学とキャリアについて講演する飯沼さん

 初めに、学生時代から現在に至るまでを時系列で紹介しました。飯沼さんは2017年に外国語学部英米語学科を卒業し、在学中は米国・ウィッテンバーグ大学に2年間の学位留学を経験しました。関西外大入学当初は、「クラスのほとんどが留学経験者で焦りを感じました」と話しました。また、セミナーハウスでのRA(レジデントアシスタント)経験で、語学力が向上し留学へのきっかけとなったことを紹介しました。

 卒業後は、一般企業での半年の勤務後、JICAの青年海外協力隊として2年間サモア独立国に滞在し、環境分野の無償資金協力プロジェクトに携わりました。帰国後は、国際機関での働きを意識し、日本財団の支援で、国連平和大学(コスタリカ)とアテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)にて修士号を取得しました。

 
▲多くの学生が熱心に耳を傾けました

 大学院修了後は、在ポルトガル日本大使館で経済・政務担当の専門調査員として勤務しています。2025年2月からは、外務省が行っているJPO派遣制度で国際労働機関(ILO)のブラジル事務所に派遣され、「気候変動」と「コミュニティのエンパワーメント」に関するプロジェクトに従事する予定です。

 外大生へのメッセージとして、「留学は準備で大きく変わります留学前に英語力の向上を含むできる限りのことをしてください」また「さまざまなことにチャレンジして自分の興味を深めてください。そして、自分を信じてください」と話しました。

 
▲体験談を基に学生に熱いメッセージを送りました

 質疑応答では、「さまざまなキャリアをお持ちですが、キャリアを変える時に大切にしていることは何ですか」や「留学中の就職活動ではどのように情報を集めていましたか」「大学や大学院などどこでの学びが役に立っていますか」と具体的な質問が相次ぎました。

 外国語学部英米学科2年の河合裕花さんは、「国際機関での仕事に興味があり参加しました。卒業生の話を聞けて、国際機関で働くことがより身近になり、もっと頑張らないといけないなと思いました」と話しました。
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