枚方市立長尾中学校の2年生3人が関西外大で職場体験学習を行いました

 枚方市立長尾中学校の2年生3人が関西外大で11月12日、13日の2日間、職場体験学習をしました。体験学習した、下地凛さん、門田咲良さん、實村岬紀の3人です。英語やコミュニケーションが得意で、関西外大を体験先に選びました。

 
▲職場体験学習を行った(左から實村さん、門田さん、下地さん)

 職場体験学習では、中学2年生が近隣の企業や飲食店、教育機関で、実際に就業体験を行い、進路や将来について考えます。関西外大での体験学習では、「学生部」「キャリアセンター」「国際交流部」「広報部」で大学職員の業務を体験しました。

■窓口対応と学生団体のサポート

 学生部での体験学習は、1日係長になり窓口対応と学生団体のサポート業務を体験しました。カウンターを訪れる学生の用件を聞き、担当者に引き継ぎます。初めはカウンターに来た学生に声をかけることに緊張していましたが、一生懸命に用件を聞き出していました。

 
▲カウンターで、外大生から用件を聞いています

 窓口対応のほかにも、学生団体に「忘れ物の傘を取りに来てください」と内線電話をかける体験もしました。

 
▲学生団体に電話をかけています

 2日間の職場体験で学生部での体験が一番思い出だったという實村さんは「窓口対応を初めて行いました。外大生と話したり、用件を聞いたりすることがとても印象に残っています」と話しました。

■外大生とペアで業界研究や自己分析を体験

 キャリアセンターでは、就職活動やキャリアセンターでの仕事を紹介してもらった後、外大生とペアになって「自分の好きなもの」の業界を研究しました。自分の好きなものがどのようなプロセスや企業を経て手元に届いているのかまとめてプレゼンテーションを行いました。

 
▲外大生とペアで発表準備を行いました

 ほかにも、大学生が就職活動でスムーズに自己分析するために使用するボードゲーム「人生すごろく金の糸」も試みました。「中学校での好きな教科は」「小学校の時に憧れていた人は」などのお題に答えていくうちに、自分の性格や強みなどが明確になってきました。

 
▲「人生すごろく金の糸」で自己分析を行いました

 キャリアセンターでの体験が思い出に残っているという門田さんは「自分を見直すことができてよかったです。今後の進路選択などにも生かしたいと思いました」と話していました。

■留学生と高校生の交流会をサポート

 国際交流部では、沖縄県内の高校1年生30人が参加する留学生との交流会を、外大生とアシスタントしました。交流会の事前準備では、交流会に参加予定の留学生の名札を作成したり、会場の設営を行いました。参加する留学生に名前を聞いて、メモを取り、名札を渡す際には、英語で自己紹介しました。

 
▲留学生に英語で自己紹介しました

 交流会後は、外大生や職員と意見交換しました。関西外大では、留学生と地域の小学生や中学生、高校生との交流会がひんぱんに行われており、教員を目指す外大生が交流会のアクティビティを考えています。

 交流会をサポートした中学生3人に外大生が「留学生と交流する時にどのようなアクティビティがいいのか」「レベルはどれくらいのほうがいいのか」など意見を求めました。中学生は英語の授業で行っている「英語かるた」や「Who am I」といったアクティビティ案を外大生に紹介しました。

 
▲外大生と振り返り、意見交換をしました

 国際交流部でのサポート業務が一番楽しかったという下地さんは「外大生が留学生と英語でスラスラと会話していてすごかったです。接客業などでは、英語力が求められると思うので、英語の重要性や必要性を感じました。また、自分も英語をもっと話せるようになりたいと思いました」と振り返りました。

■長尾中学校についてのPRプレゼンテーション

 広報部では、関西外大の歴史や大学について学んだ後に、大学職員と広報部の仕事について説明を受けました。「長尾中学校のPR」をテーマに、広報部の尾木和晴部長と藤澤達也次長、松本泉課長に中学校を紹介しました。学校行事や部活動などについてクイズ形式で紹介しました。

 
▲クイズ形式で中学生を紹介しました
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