留学生と外大生が「日本語を学ぼう」をテーマに御殿山キャンパス・グローバルタウンで交流しました
外大生でつくるGIPは、御殿山キャンパス・グローバルタウンのCAFE COMMONSで毎週火曜日午後5時半から、留学生が多数参加してさまざまなイベントを開催しています。
▲日本のカルタも便利なツールです
この日のテーマは「日本語を学ぼう」で、外大生が日本語のスラングや方言、日本の文化に関する面白い表現や言葉を留学生に紹介しました。留学生は、意味の分からなかった日本の方言や表現について外大生に質問していました。
米国からの留学生のジャックさんのテーブルでは、福井、香川、長野、宮崎、高知出身の外大生がそれぞれ、故郷の言葉を紹介しました。「宮崎では〝とても〟を〝てげ〟と言う。〝てげおいしい〟みたいに使う」「福井では〝いない〟を〝えん〟と言います。〝今日もえんかった〟のように使います」などと説明しました。地理が大好きで日本の47都道府県はすべてわかるというジャックさんは「いろいろな言葉をたくさん習ったけれど、方言はよくわからない」と真剣な表情で聞いていました。
▲外大生がそれぞれの故郷の方言を紹介しました
日本語を勉強して日本のことが本当に好きになったという米国から来たアンドリューさんは「日本に留学するのは外大で2回目。夢は日本に住んで働くことです」と話します。「日本語のスラングや表現をたくさん勉強しておきたいです。米国にもたくさんスラングがあるけれど、悪いことを表現するものがとても多い」と苦笑していました。
▲日本のスラングや独特の表現がたくさん登場しました
また米国からの留学生のサミィーさんのテーブルでは、日本語の〝空気を読む〟という表現が話題になりました。「米国でも似たような表現があるけれど、ダイレクトには使いません」と言います。参加者の中から「日本人は〝空気を読んで〟はっきりと表現しないことが多い。でも米国人ははっきりと表現するからあまり使わないのではないか」との意見が出ました。
▲「空気を読む」は日本独特の表現なんでしょうか?
GIPのリーダーを務める栗岡瞭伍さん(外国語学部英米語学科2年)は、今年2月からGIPのイベントに参加して、4月からスタッフとして活躍しています。「参加者がとても増えています。活動がしっかりと継続できるようにプラットフォームをつくって、後継ぎをつくり、GIPの活動を続けていきたいです」と話しています。
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