英語国際学部・佐古和枝教授(考古学)らが取り組む「第5回kid's考古学新聞コンクール」の入賞作が決まりました。

▲最優秀賞の河野さんの作品(左)と橋詰さんの作品(右)
コンクールは小学生を対象に2020年から開かれていて、子どもたちが自分で調べたり、訪れたりした遺跡の話題などを記事にまとめた手作り新聞が審査対象です。今年は44点の作品が寄せられ、両部それぞれ最優秀1点のほか、優秀賞や特別賞の作品が決まりました。全応募作品がホームページ(https://kids-kouko.com)で公開されています。

▲「kid's考古学新聞コンクール」の全応募作が見られる「全国子ども考古学教室」のホームページ
佐古教授は、1992年に非常勤講師として関西外国語大学に勤務し、2004年教授に就任。1997年から出身地の鳥取県西部にある妻木晩田(むきばんだ)遺跡の保存・活用のための活動に取り組む一方、各地の文化財審議委員、日本考古学協会副会長などを歴任しています。一般市民への考古学の普及活動も進めており、関西外大が2010年に始めた「ベストティーチャー賞」(現Award for Excellence in Education)の第1回受賞者でもあります。

▲関西外大で講義をする佐古教授
「むきばんだ応援団」(1999年発足)は、20周年記念事業として子ども向けWEBサイト「全国子ども考古学教室」を開設。その制作・運営にボランティアで協力する全国各地の考古研究者や教育関係者の集まりが「kid's考古学研究所」です。WEBサイトの制作資金の一部には、上記「ベストティーチャー賞」の賞金が充てられました。このWEBサイトにある、日本の考古学や遺跡を英語で紹介するコーナーがきっかけとなり、日本語を学ぶイギリスの小学生との交流が生まれ、高校生や大学生との関係も広がりました。
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