留学生と外大生が枚方市立樟葉西小学校で5年生の発表会「和の文化を伝える」に参加しました

 留学生と外大生が11月29日に枚方市立樟葉西小学校を訪れて、5年生の発表会「和の文化を伝える」に参加しました。5年生70人が、日本文化を巡る17のテーマについて英語を交えてプレゼンテーションし、留学生からの質問に答えました。


▲5年生が17の「和の文化」について発表しました

 樟葉西小学校を訪れたのは、米国からの留学生のタイラーさん(マサチューセッツ州)▽トレバーさん(カリフォルニア州)▽スティーブンさん(ミシガン州)と、小中学生らとの交流を企画・運営している外大生チーム「Learning Nexus Education Team」の谷口智紀さん(英語キャリア学部小学校教員コース4年)の4人です。


▲手前からトレバーさん、谷口さん、タイラーさん、スティーブンさん

 最初に3人の留学生が、自分の出身地について紹介しました。「マサチューセッツではクラムチャウダーが人気。とてもおいしい」「カリフォルニアはディズニーランドの発祥の地です」「ミシガン・アドベンチャーという歴史のある遊園地があります。覚えておいて」などととっておきの〝ご自慢〟を披露しました。


▲留学生がそれぞれの出身地を紹介しました

 続いて児童たちが17のグループに分かれて、それぞれのテーマについてスライドを映し出しながら英語を交えて発表しました。


▲スライドを使ってプレゼンテーションしました

 テーマは、大阪浪華錫器▽武道▽日本刀▽風鈴▽茶道▽織物▽焼き物▽切子▽だるま▽侍▽習字▽和ろうそく▽祭り▽日本人形▽筆▽伝統的な遊び▽和傘でした。


▲迫力のある発表に拍手が湧きました

 大阪に住む日本人でもあまり知らない浪華錫器を取り上げたり、祇園祭で使う提灯用の和紙を実際に配ったり、伝統的な遊びとして自作の凧を披露したり羽根つきや竹トンボの実演を交えるグループもありました。また、途中でクイズをはさんだり、動画を流すなど、工夫を凝らしたグループもありました。


▲自作の凧を披露しながら、日本の伝統の遊びを紹介しました

 留学生からはさまざまな質問や意見が出ました。茶道のプレゼンの後には「皆さんは茶道に参加したことがありますか?私はありますよ」「抹茶と紅茶しか知らなかったから興味が湧きました」と話していました。


▲子どもたちからいろいろな質問を受けました

 タイラーさんは「伝統的な日本文化の発表はとてもおもしろかった。知らないことをたくさん学べて良かった」と満足そうでした。

 また、トレバーさんは「プレゼンテーションがとても上手だった。発表会に参加できて本当に良かった」と話していました。

 スティーブンさんは「子どもたちの情熱を感じた。知らないことをたくさん教えてもらうことができた。ありがとうございました」と笑顔で応えていました。




 
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