7外大がラグビーW杯2019組織委と協定締結 通訳ボランティアなどで協力

 関西外国語大学など全国7つの外国語大学で作る全国外大連合は、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に協力する協定を大会組織委員会と結んだ。協定は、大学側が通訳ボランティアを派遣するなど人的分野、教育・研究分野での連携・協力体制を構築することを盛り込んでいる。


▲ラグビーW2019組織委員会と協定を締結した谷本義高・大学学長(左端)ら全国外大連合の学長・副学長と組織委幹
 

 協定締結により、通訳ボランティアの派遣のほか、事務局のサポートやラグビーの普及活動など大会運営に必要な人材の育成を目指す。調印式は1023日、外大連合幹事校・神田外語大の研修施設がある福島県天栄村であり、組織委の西阪昇事務総長代理と、関西外大の谷本義高・大学学長ら7大学の学長・副学長が出席した。
 

 全国外大連合は、「多言語グローバル人材」の育成を共通理念として、20146月、関西外国語大、神田外語大、京都外国語大、神戸市外国語大、東京外国語大、長崎外国語大、名古屋外国語大の7大学で結成した。
 

 20152月に通訳ボランティア支援事務局を設け、同年824日~27日、第1回通訳ボランティア育成セミナーを千葉市の神田外語大で開催した。



▲第1回通訳ボランティア育成セミナーに参加した学生ら

 

 セミナーには、本学の27人を含む240人が参加。通訳の技法やオリンピックの歴史、異文化理解、観光ガイド、スポーツ文化などの講義を受けた。セミナーは年間2回程度実施する予定で、修了した学生は、ラグビーW杯、2020年東京オリンピック・パラリンピックなどスポーツの国際大会、国際会議などでボランティア活動に参加する予定。

一覧を見る