日本語を学ぶ中国の高校生7人が関西外大を訪れ、日本の言語文化を学んだり、日本の文化を体験しています

 中国の日本語学校で日本語を学ぶ中国の高校生7人が関西外大を訪れ、日本の言語文化を学んだり、日本の文化を体験しています。

 関西外大を訪れているのは、中国の四川省成都にある日本語学校「四川日向塾」で日本語を学ぶ高校生です。1月20日から1週間の予定で、第4セミナーハウスに滞在し、日本語の授業を受講したり、日本文化を体験しています。


▲中国の日本語学校で日本語を学んでいる高校生たちです

 21日と22日は、籠谷香理准教授と谷智子助教から、日本語の形容詞の使い方やカタカナを学びました。

 22日の午前の日本語の授業には、英語国際学部3年の山部はるさんと仮谷みるさんがサポート役として参加しました。最初に「私の好きな○○は○○です」という言い方や、「私は○○が好きです」「私は○○が嫌いです」という言い方を、アニメや食べ物をテーマに練習しました。


▲実際にホワイトボードに書いてみました

 カタカナの学習では、外国人が間違いやすい「ツとシ」「ソとン」を書き順とともに覚えました。外大生にサポートしてもらいながら「タクシー」や「パソコン」といった単語や外国の国名をカタカナで練習しました。外大生から「書き順も形もとてもきれいに書けています」と驚きの声が上がっていました。


▲間違いやすいカタカナの書き方を学びました

 日本語授業の締めくくりとして、「日本の好きなところ」と「中国のおすすめ」を日本語で書き出す課題が与えられ、日本で行ってみたいところや中国のお勧め料理名などが並びました。そして日本語の授業を修了した高校生全員に修了証書が手渡されました。


▲日本語授業の修了証書が手渡されました

 日本に来たのは初めてで日本語の学習を初めて半年という李沁さんは「TikTokで日本のドラマを見て日本語に興味を持ちました。日本にぜひ留学したいです。留学して何を学ぶかはまだ決まっていませんが、日本語の勉強をしながら考えたいと思っています」と話していました。

 22日の午後は少林寺拳法部の部員13人が、日本の文化体験として少林寺拳法の基本動作や技を紹介しました。


▲少林寺拳法を体験しました

 最初に主将の建元渚瑠拳士が「少林寺拳法では護身法として相手を制する技法を学びます。単に強くなるだけではなく、礼儀正しさや冷静に考える力を身に付けることができます」などと少林寺拳法の歴史や技の特徴を説明しました。

 続いて、部員が突きや蹴りなどの基本動作を高校生に指導したほか、グループに分かれて、腕をつかまれて襲われたときの防御の技である「小手抜き」を練習しました。




▲基本動作や技を練習しました

 最後に少林寺拳法部員が演武を披露すると、大きな拍手が起こりました。


▲迫力ある演武を息をのんで見ていました





 
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