≪外大生生活実態調査≫Vol.6大学生活(健康その他)/危険ドラッグ:9割が「使用しようと思ったことはない」
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危険ドラッグは、覚醒剤や大麻などの規制薬物と類似した化学物質を混入させた植物片などで、体内に摂取することで規制薬物と同様の有害性が疑われています。「合法ハーブ」「アロマ」「リキッド」「お香」などとして販売されていますが、とても危険な作用を持つドラッグです。大阪府警は「絶対に使用しないでください」と注意喚起しています。
9割が「使用しようと思ったことはない」と答える一方で、ごく少数ですが「知人に使用している人がいる」「使用しようと思ったことがある」との回答がありました。
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家族のケアについても質問しました。「家族の身の回りの世話をしている」と答えた学生は6%で「障がいや病気の家族に代わって家事をしている」「幼い兄弟の世話をしている」などと回答しました(回答は複数選択可)。ケアをしている学生の4人に1人が「特に影響はない」と答えているものの、「いつも疲れている」「友人との交流が十分にできない」「学修が十分にできない」と回答した学生がいました。
調査結果について青木浩子教授(短期大学部)は「危険ドラッグについて学生の大半はその危険性について十分理解し、常識的な学生生活を送っていることがうかがえます。一方、使用について肯定している意見や、周囲から受ける影響に危うさを感じる意見も少数あったため、引き続き注意深く見ていく必要があります」とコメントしています。
【2024年度学生生活実態調査】有効回答者数1777人(有効回答率15.4%)。回答者の学部別の構成比は、外国語学部55.9%▽英語国際学部27.25%▽短期大学部9.7%▽英語キャリア学部5.5%▽国際共生学部1.4%▽大学院0.4%。調査項目は、生活環境▽アルバイト▽クラブ・サークル▽大学生活▽健康その他で、質問は全部で30問。
Vol.1生活環境/外大生の35%が一人暮らし、8割以上が実家から経済支援を受ける
Vol.2アルバイト/4人に1人が週の半分以上従事、半数が月平均6万円以上の収入を得る
Vol.3クラブ・サークル/4割が加入して課外活動に従事、加入率は学年が上がるごとに低下
Vol.4大学生活(キャンパス)/多くの学生が授業を通じて気軽に話ができる人をつくっています
Vol.5大学生活(トラブル・悩み)/多くの学生がトラブルや悩みごとは家族、親せき、友人、先輩に相談
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