大阪府立泉北高校1年生160人が本学で研修行事 先輩や留学生と交流

 大阪府立泉北高校国際文化科1年生の約160人が427日、“Be camp”という学校行事で中宮キャンパスを訪れた。教員8人が引率し、3人のALT(外国語指導助手)が同行。本学で学んでいる同校OGの体験談を聞いたり、留学生と交流したりして、外国語を学び異文化理解を深める意義について考える時間を過ごした。

 
▲ 留学生の話を真剣に聴き入った
 

 引率者の中で、新人英語教員の冨田勇人教諭は同校OBで、本学を今年3月に卒業したばかり。初任地として母校に赴任し、卒業後約1カ月で本学に教え子を連れて訪れた冨田教諭は「こんなに早く、仕事で母校の外大に来ることができるとは思ってもいませんでした」と感慨深そう。国際文化科の1年生は、夏休みに海外での語学研修に参加する機会もあるといい、冨田教諭は「外大に通う先輩や留学生の話を聞けて、語学力への意識が高まり、モチベーションが上がったと思います」と本学訪問の効果を話していた。

 
▲ 留学生には生徒代表が、英語でお礼のあいさつ
 

 この日は午後から、マルチメディアホールで本学部の様々な学科で学ぶ先輩の女子学生5人が、高校時代にもっと勉強しておけばよかった点や、大学受験に向けての心構えなどを話し、質問を受けた。続いて、留学生5人がそれぞれ、アメリカやタイ、ニュージーランドなど出身国の産業や文化の特徴などを紹介。話の最後はクイズで締め括り、「ニュージーランドのヒツジの数は?」などの質問に、高校生が元気よく答えた。

 この後のキャンパスツアーでは、エアライン演習室・ホテル演習室が大人気。飛行機内を模した座席に座って、記念撮影する姿もあり、会話も弾んだ。

▲ エアライン演習室では飛行機の座席に座って、記念撮影も

 

 泉北高校は2005年に国際文化科と総合科学科を新設。国際文化科は各学年4クラスで、英語などの外国語教育に特色があり、2015年度に文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、国際化教育を推進している。

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