編入学と留学に高い関心 短大部でも保護者懇談会

 短大部1、2年生の保護者と学生を対象にした「保護者進路懇談会」が6月18日、中宮キャンパスの谷本記念講堂と教室を使って開かれ、約800人が参加した。今回初めて個別の説明、相談を2号館の各教室で行い、編入学、留学、就職・授業内容、さらにクラス担任との面談など、保護者が尋ねたい部門ごとに対応した。

▲各クラスの担任全員が紹介された

 第1部は、講堂で全体説明が行われ、短大部の谷本和子副学長(教授)が挨拶し、ファーストステージでの学習内容やセカンドステージを見据えた進路形態を説明し、短大部独自のダブルディグリー留学プログラムなどを紹介した。続いて、谷本副学長を含む30人のクラス担任が壇上に上がり、一人ひとり紹介された。有本昌剛教授(短大部進路指導部長)が、本学が実施している就職支援、就職先実績、編入学指導や他大学編入の実例など進路状況を説明した。最後に、短大部から3年次編入し、現在外国語学部英米語学科4年の浅野隆君が「編入体験談」を披露した。中学校英語教員をめざす浅野君は、「短大のメリットは2年目で、一区切りつけられるので、その後も頑張ろうという気になる。短大1年の6月TOEICスコアは480。編入後の3年生の10月、880点を取得した。編入合格がゴールではない。編入後も、英語力を付けるために英語資格試験の目標スコアを決めてスコアアップをめざしてほしい」とアドバイスした。

▲3年次編入後の教員免許取得、英語資格試験、海外ボランティア経験を披露する浅野隆君

 第2部では、各教室で編入、留学について2回ずつ詳しい説明が行われた。編入説明では、250人の大教室が埋まるほどの保護者、学生であふれた。入試業務課から、現在2年生向けの9月、11月推薦選考の留意点や2016年度入試での合格者数が紹介され、「編入には1年次の成績が重要な決め手となる」と促した。保護者からは▷編入後の費用は▷選考時期と留学が重なった場合はどうすればよいか▷英米語学科と英語国際学部の違いは-などの質問が出ていた。国際交流部からは、留学についてパワーポイントを使って説明があった。

▲3年次編入学の説明では、立ち見がでるほどの盛況だった
 

 各クラス担任との面談では、「(親がかつて旅行社に勤めていたが)子どもも旅行業に行きたいといっている。どんな対策をとればよいか」「(中国地方から訪れた保護者は)担任の先生に一度お会いしたかった」「子どもの成績はどんなものか教えてほしい」などの声があがっていた。

 6月25日には、学研都市キャンパス単独の英語国際学部1年生向け保護者懇談会が開かれる。

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