業界研究に新聞の活用は欠かせない 学研都市の就職Gで奨励

 英語国際学部3年生を対象にした3回目の就職ガイダンスが7月15日、学研都市キャンパス講堂で行われ、「業界を知ろう」のテーマで、日経メディアプロモーション㈱マーケティング本部の今田光彦・担当本部長=写真=が講演した。今田さんは「業界を知るためには、新聞を読むこと。新聞から世の中の動きを知り、企業の動きが分かる」と、新聞から得られるメリットを説明した。

 今田さんは、まず「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」の所謂、面接での3大質問に対し、どう準備をすればよいかについて、「いずれも難しく考えないことがコツ」だとして、▷自己PR=得意、苦手、楽しかったことを振り返り、強み・弱みを自己分析する▷学生時代に力を入れたこと=勉強以外で取り組んだことなど、小さなこともアピールする▷志望動機=用語に惑わされず「動機」を「理由」に置き換えて、なぜこの企業にチャレンジしたかを正直に言えるようにすること―と解説した。

▲ガイダンスに参加した学生は一斉に新聞を開き、見出しのチェックを始めた

 続いて今田さんは、学生全員に配布されたこの日の新聞を見ながら新聞の活用法を話した。日経新聞を例にあげ、「新聞は1~3ページを毎日チェックすることで、世の中の動きに敏感になり、情報収集を習慣づけることにつながる」と新聞を読む意義を話した。その上で、時事用語の解説欄は毎日、スクラップすることを勧めた。また、特定のページを開かせて、「このページの見出しに書かれている企業名をすべてマーカーペンで囲んでみましょう」と促し、もし知らない企業名があったら、すぐにその企業のホームページを調べることが重要だとした。今田さんは、「こうして調べてみた企業に興味を持ち、研究することが『自分でできる業界調べ』の始まり、自分に合った職業を見つけることにつながる」とアドバイス。最後に「身近なところに業界や企業の情報はある」「みなさんは観客ではなく、プレーヤーであることを自覚すること」の重要性を話した。

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