現場は面白い!~関西国際空港・航空保安大学校の現場を学生たちが見学~

 

「エアーポート・ビジネス」の受講者を中心とした本学の学生たちが8月8日、航空保安大学校と関西国際空港の現場を見学し、本学OGのグランドスタッフと意見交換会を行い、航空輸送を支える裏方の仕事ぶりを目の当たりにすることができました。

 

「エアーポート・ビジネス」は、本学のみで開講されている特別な講座です。空港の仕組みや空港内でのビジネス、空港にとって最大のお客様である航空会社の関係などについて学びます。現場を見ることも大切ですので、今回の見学会を実施しました。

 ▲航空保安大学校のレーダー研修室で、航空保安大学校の教官から説明を受ける参加者たち
 

55人の学生たちはまず、関西国際空港対岸の「りんくうタウン」駅近くの航空保安大学校を視察。航空機の運航を支える航空管制官の養成機関で、今年採用された新人が研修を受けていました。航空管制官は学生と言っても国家公務員。本物の管制塔と同じ機器を備えたシミュレーターを使い、管制官になるための訓練を行っています。最初に航空管制のしくみや航空管制官の仕事について紹介した映像を見た後、管制シミュレーター室やレーダー室を訪れ、通常では見ることのできない機器や訓練風景を見学しました。宿舎棟の最上階(14階)にあるテラスからは関西国際空港が一望でき、普段とは違った視点から空港への理解を深めることができました。航空管制官の採用試験は英語のウエイトが高く、本学は毎年、合格者を出しています。


 ▲航空保安大学校の宿舎棟から関西国際空港を望む

 

続いて貸切バスで、関西国際空港に移動。一般旅客の入れない貨物ターミナルや機内食工場、給油タンクがある空港管理地区を視察。その後、空港内勤務者でさえ入らない国内貨物ターミナルの裏側に行き、離着陸する航空機を近くで見ることができました。


 ▲関西国際空港の制限区域から飛行機の離着陸を建学


 ▲本学OGの現役グランドスタッフの話を聞く参加者
 
 最後に展望ホールに行き、空港内での案内業務や展望ホール、免税店の運営を行っている関西エアポートエージェンシー(株)の職員と、「空港で働くとは」といったテーマで意見交換を行いました。また、スペシャルイベントとして、関西国際空港でグランドスタッフとして働いている本学
OGから、グランドスタッフの仕事の面白さや大変さについて、自らの経験を交えて話してもらい、意見交換を行うことができました。 
                                              
(外国語学部教授・引頭 雄一)

        

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