第8回オープンキャンパスに880人参加 2016年度の参加者合計は1万5784人

 2016年度最後となる第8回オープンキャンパスが1217日、中宮キャンパス単独で行われ、昨年を約100人上回る880人が参加した。16年度のオープンキャンパス参加者合計は15784人(15年度は15144人)だった。

▲在学生のメッセージを送る外国語学部英米語学科4年小関優花さん
 

 午前11時から谷本記念講堂でオープニングセレモニーが行われ、在学生のメッセージとして、外国語学部英米語学科4年小関優花さんが米ウィンスロップ大学(サウスカロライナ州)への留学経験などに触れながら、「夢を持って、後悔のない学生生活を送ってください」と呼びかけた。

▲250人が参加した英語の入試対策講座
 

1号館大教室で開かれた「一般入試対策講座」では、予備校の各科目の講師が過去問を参考に対策が練られた。前半の英語では約250人の高校生や保護者が参加。講師からの「解答を書き込むときは焦らないこと」などアドバイスを受けた。後半の国語も多くの人たちが詰めかけた。

▲「先輩の話を聞こう!」で話す外国語学部スペイン語学科4年の西田久晴君
 

「先輩の話を聞こう!」のコーナーの外国語学部の教室では、英米語学科4年の與那国由樹君とスペイン語学科4年の西田久晴君が、留学の素晴らしさなどを語った。沖縄県出身(八重山高校)の與那国君は、「沖縄から外大に来ようとした理由は、協定校の多さなど留学プログラムが充実していたから」と話し、米・マサチューセッツ大学での学位留学中の様子をスライドで見せた。「外大が4年間、自分に与えてくれたopportunity(機会、チャンス)に感謝したい」と、最も成長した4年間だったという。
 

西田君は、「高校の時は英語が苦手で、他の言語に目を向けた。そこで地球で4億人が使っているスペイン語をめざした」と外大を選んだ理由を話した。エクアドルに留学したきっかけは、途上国で自分を試したかったから。「留学中はチリ、ペルー、ガラパゴス島などを訪れ、留学での経験は私の宝」だという。「外大に入って世界への第一歩を踏み出しましょう」と高校生や保護者にメッセージを送った。
 

英語キャリア学部の教室では、小学校教員コース1期生の藤田爽平君と、英語キャリア学科3年の橋本明日香さんがスピーチ。個別相談では高校生から「なぜ小学校コースを選んだのか」と聞かれ、「コースが30人のクラス単位で動け、30人がまとまって、支え合えたこと」と、同コースのメッリトを説明していた。藤田君は、2017年度公立学校教員採用選考テストに合格し、来年4月から神戸市の小学校教員に就く。


▲国際関係論の体験授業をする三牧聖子・英語キャリア学部助教
 

教員による体験授業では、三牧聖子・英語キャリア学部助教が、中国・韓国との関係をいかに改善するかをテーマに英語で国際関係論の授業を行った。授業では、中韓両国との歴史的経緯などをつづった英文がスライドで紹介され、基本的な事柄に関する質問が次々と出された。「歴史をめぐる和解には何が必要か」との質問には、出席者が英語で「謝罪」と回答。歴代日本政府の謝罪声明や談話も紹介された。

▲オープニングセレモニーが開かれた谷本記念講堂には五輪旗も

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