就活スタート 学内合同企業説明会に350を超す企業が参加

 2018年春卒業予定者の採用に向けた企業説明会が3月1日、解禁され本格的な就職活動がスタートした。学内では、同3日から10日まで「合同企業説明会」を中宮キャンパスで開催(土日を除く)。外大生の採用に積極的な350社以上の企業が来学し、採用状況などを説明した。黒のリクルートスーツを着用した3年生、大学院生、短大部1年生の学生たちは、興味のある企業の教室・ブースを回り、採用担当者から直接、勤務形態など情報を収集していた。

▲清涼飲料水の説明会には多くの学生が参加した

 外大卒業生が人事担当の企業もあり、在校生に「気軽に何でも聞いてください」と、親近感をもって接していた。また、旅行会社では、昨年、英語キャリア学部を卒業した福井智奈美さんが「昨年1年間に九州など10回以上の添乗業務を行った。ベトナム5日間の添乗は最高だった」と業務内容を紹介。就活生には「自分の考えに合った企業を選んでほしい」とアドバイスした。説明会は、企業だけでなく全国の警察本部、自衛隊地方協力本部、地方裁判所、年金機構、労働局などの官公庁の担当者も参加した。

▲英語キャリア学部卒業生の福井智奈美さんが旅行会社の業務内容や就活生にアドバイスを送った

 就活スケジュールは昨年同様、面接などの選考活動の解禁は6月1日で、超短期決戦となる。しかし、実際には大半の企業が3月にも選考を開始するとみられ、就職情報会社「学情」の調査では「65%の企業が6月以前に内々定を出し始める」とみている。

▲学生ラウンジの企業ブースにも多くの学生が訪れ、順番待ちができていた

 学内では、3月13日、全日空(ANA)グループ8社、同15日には日本航空(JAL)グループと航空関連企業5社が説明会を開く。

 一方、1月30日から4日間開かれた学内での「業界研究会」には、企業76社が参加。学生は延べ6471人がいずれかの企業説明に参加した。最も参加者が多かったのは近畿日本ツーリストで、302人が参加した。

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