にぎやかに外大祭と最後の穂谷祭

中宮キャンパスの外大祭、御殿山キャンパスに引っ越すため今回が最後になる学研都市キャンパスの穂谷祭が1027日と28日に、賑やかに開催されました。初日は快晴、2日目はあいにくの小雨模様でしたが、同窓会・ホームカミングデーとも重なったこともあり、両日ともに卒業生や地域の親子連れ、大学の雰囲気を知ろうという高校生たちがたくさん詰めかけました。クラブやサークルに所属する学生は、教室や舞台上で日ごろの活動の成果を披露、模擬店では料理の腕を競い合いました。

▲賑わう外大祭の模擬店

 


 
中宮キャンパス
 今年の外大祭のテーマは「維―つなぐ―the One of KGU」。「維」の文字には結びつけるという意味があり、学生同士、大学と学生、大学と地域の結びつきを強める学園祭にしたいという願いを込めて掲げられました。

 

 外大祭はまず、谷本記念講堂で開祭式。続いて円形ステージで、恒例の報徳幼稚園マーチング演奏が行われました。同ステージ前からは、45の模擬店を巡るツアーが30分ごとに出発。飲食クーポン券をもらえることもあって、人気を集めていました。

 

▲恒例になった園児たちのマーチング演奏

 

 教室では、作品の展示や演劇、演奏が披露され、クラブ館のアリーナでは競技ダンス部の社交ダンス、日本庭園には茶道部の席が設けられていました。


▲華麗な舞台のフラメンコ部

 午後の講堂は、今年の特別ゲストとして招いた吉本新喜劇を見ようという人たちで満席に。この日の最後は、今夏全国9位の戦績をおさめたチアリーダー部が、観客を魅了する元気に満ちた演技を円形ステージで披露して締めくくりました。

 

▲元気と迫力いっぱいのチアリーダー部の演技

 

 2日目のメーンイベントは講堂での、「外大コレクション2017~なんかええやん~」と題したミス、ミスターコンテスト。候補者たちは外大祭実行委のツィッター上で、集票を目指した自己PRを繰り広げており、本戦の舞台上は熱気に満ちていました。

 優勝したのはミスが短大学部の2年、塚本バンブー柚子さん。ミスターが外国語学部の4年、中村ダニエル大地君でした。ミスとミスター、準ミスと準ミスターには副賞の賞品が贈られました。

▲ミス外大に選ばれた塚本さん

 

▲ミスター外大に選ばれた中村ダニエル大地君 

 

 

学研都市キャンパス

 穂谷祭は「I hope…~愛する穂谷に願うのは~」をテーマに、里山での思い出作りに学生らは大いに盛り上がっていました。オープニングセレモニーで学生部長の白井良昌教授は「遂に穂谷で最後の学園祭がやってきました。私は、ここにキャンパスができてから33年間、穂谷祭を見てきました。かつては、今のようなイベントはなくて、クラス対抗歌合戦のような催しでした。穂谷には穂谷の文化があります。新キャンパスに繋がる2日間にしてください」と、振り返っていました。穂谷祭実行委員長の高田遥さんは「私はこのキャンパスに通えてよかったです。ラストの穂谷祭を全力で楽しみ、来年の御殿山に願いが繋がればいいと思います。穂谷祭を支えていただいた地域の方々にも感謝します」と、挨拶しました。

 

 初日は、汗ばむ陽気のなか多くの地域住民が続々と訪れ、第2グラウンドでの屋台やゲームなどを楽しんでいました。講堂では、「ミス・ミスターコンテスト」が開かれ女子4人、男子6人が参加。ミスグランプリには香川優さん(4年)が、ミスターには松本健太君(3年)が選ばれました。準ミスは西井梓さん(1年)、準ミスターは小河連君(1年)でした。グランプリの2人にはギフト券が贈られました。ミスターグランプリの松本君は「この誇りを胸に刻み、これからの人生を過ごしていきたいです」。ミスグランプリの香川さんは「4年間すごした穂谷でとてもいい思い出ができました」と、それぞれ喜びを語っていました。

 

▲ミス・ミスターコンテスト。(左から)ミスター準グランプリ小河連君、同グランプリ松本健太君、ミスグランプリ香川優さん、準グランプリ西井梓さん

 

 講堂では、フラダンスサークルが優雅な踊りを見せ、体育館下のピロティではダンス部が迫力ある演技を披露しました。第2グラウンドや円形広場周辺では、クラブや孔子学院が19の屋台が構え、賑わっていました。体育館では初日、人気ロックバンド「MONKEY MAJIKが登場。大音響に包まれるなか、学生らは全員総立ちで拳を振り上げ、音に酔いしれていました。2日目の体育館では、人気番組「VS嵐」を模した「VS穂谷」を開催。「ジャンピングシューター~ポケモンをGETしろ」「ピンボールランナー」「キッキングスナイパー」「バンクボウリング~ストライクを狙え」に地域住民も参加。景品のお菓子を手にしていました。いよいよ最後となるフィナーレで、屋台コンテストなどの発表があり、33年間続いた穂谷祭の幕を閉じました。
 

 

▲優雅な踊りを披露するフラダンスサークル


 

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