統合型リゾートを運営する日本MGMリゾーツ社長が本学訪問 理事長、学長と意見交換

 カジノを併設した統合型リゾート(IR)の世界最大級の運営会社、米MGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人、日本MGMリゾーツのジェイソン・ハイランド代表執行役員兼社長が1129日、本学を訪問し、谷本榮子理事長、谷本義高学長と意見交換しました。大阪府と大阪市がIR誘致をめざすなか、同社は大阪進出に意欲的とされ、注目を集めています。

▲谷本榮子理事長、谷本義高学長と意見交換する日本MGMリゾーツのジェイソン・ハイランド代表執行役員兼社長(中央)、
スティーブン・ザーカー教授(右)

 ハイランド社長は外交官出身で、日本には14年間滞在。20171月にキャロライン・ケネディ駐日米大使が退任するまでの2年半、在日米大使館の首席公使、同年7月末まで臨時代理大使を務め、オバマ前大統領の広島訪問にも同行しました。今年8月から日本MGMリゾーツ代表執行役員兼社長。
 

 ハイランド社長は、「IRというとカジノを連想するが、9割はホテルや美術館、エンターテイメントなどほかの施設。IRは大阪にとっては大きなチャンスで、われわれはこの地域に貢献したい」と話し、外国語ができる社員の送り手として、関西外大に期待を示しました。また、ホスピタリティやIRに関するプログラムでの協力の可能性についても話し合われました。

▲谷本理事長、谷本学長とハイランド社長(手前左)、ザーカー教授(後方左)
 

 谷本学長は、本学について紹介し、米国、欧州、オーストラリアなどから留学生を年間800人程度受け入れており、来年4月に開学する「御殿山キャンパス・グローバルタウン」に留学生と本学学生が学・食・住を共にする新タイプの居住空間「Global Commons -YUI-」が完成することを説明しました。3年前から行っている留学生向けのインターンシップに触れると、ハイランド社長は「我が社に役立つ人材を育成できるかもしれない」などと関心を示していました。意見交換には、留学生別科長のスティーブン・ザーカー教授が同席しました。

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