「さよなら穂谷」 学研都市キャンパスお別れイベントに卒業生450人参加

 御殿山キャンパス・グローバルタウンが4月に開学するのに伴い、新キャンパスへの移転で閉鎖となる学研都市キャンパスのお別れイベントが113日、卒業生らが企画して学研都市キャンパスで行われました。旧キャンパス名の「穂谷学舎」から「FOREVER HOTANI」と銘打ったイベントには、短期大学1期生から国際言語学部2014年卒業生までの約450人が参加し、34年の歴史を刻んできたキャンパスとの別れを惜しみました。

▲学研都市キャンパスの講堂を埋めたお別れイベントの参加者
 

 穂谷学舎は1984年、31年間続いた万代学舎の短期大学が移転して開学しました。1996年には4年制の国際言語学部(後に英語国際学部に改組)が開設、2008年には短大部が中宮キャンパスに一本化され、13年に学研都市キャンパスと名称が変わりました。穂谷を巣立った卒業生は約34000人に上ります。

▲あいさつする谷本榮子理事長(上)。幹事代表の和田茜さん(右下)、ギター演奏を披露する竹本睦史さんと山元義和さん
 

 イベントは講堂でのオープニングで始まりました。2期生の和田茜さんが幹事代表としてあいさつした後、現・元教職員ら来賓20人余りが紹介されました。谷本榮子理事長はあいさつで「みなさんお帰り」と呼びかけ、「関西外大のルーツは万代から穂谷に引き継がれ、御殿山につなげていきます。ここでさよならではなく、ぜひ御殿山キャンパスにも来てください。みなさんが作った伝統を生かし、教職員と力を合わせ、みなさんに喜んでもらえる大学に発展させていきます」と話しました。
 

 この後、3期生の竹本睦史さん、4期生の山元義和さんがギター演奏を披露しました。


▲パーティーで旧交を温める卒業生
 

 続いて、第1食堂でのパーティに移り、卒業生や教員が思い出を語りました。23期の山田江理奈さんは「学友会やオープンキャンパスの手伝いを通して組織で活動すること、人前で話すことを学びました」と振り返り、6期生の大堀和博さんは「穂谷はほかのどの大学より密度の濃い大学で、穂谷を卒業したことを誇りに思います」と話していました。

▲思い出を語る(左上から時計回りに)山田江理奈さん、大堀和博さん、白井良昌教授、江平英一教授
 

 江平英一・英語国際学部教授は「キャンパスはなくなるが、穂谷スピリッツは多くの所を我々の使命として受け継いでいく」と決意を語り、白井良昌・同学部教授は「穂谷キャンパスとともに34年間過ごしてきた。みんなの11年の思い出が私の教員生活の思い出です」としのんでいました。

▲①花束を贈られた谷本理事長・谷本和子短大副学長・廣本和司前短大教授②恩師代表としてあいさつする廣本前教授③乾杯する参加者④「ありがとう」を合唱する卒業生(左上から時計回りに)
 

 谷本理事長、谷本和子・短大部副学長、廣本和司・前短期大学部教授に卒業生から花束が贈られた後、恩師代表としてあいさつした廣本前教授は「卒業生はみんな穂谷が好きだということを実感している。穂谷には独特の伝統があり、それを大事にしていってほしい」と述べました。

ますだおかだの増田英彦さんが読売テレビの収録で会場訪問



▲読売テレビの番組収録のため訪れた、ますだおかだ増田こと増田英彦さん(中央の帽子姿)

▲増田さんがブログで公開した本学の来訪者記録の写真
 

 イベントには、本学OBで読売テレビの番組「かんさい情報ネットten.」の「街かどトレンジャー」でリポーター役を務めるお笑いコンビますだおかだ増田こと増田英彦さんが予告なしに収録に訪れ、参加者を沸かせました。増田さんは自身のブログで本学の来訪者記録の「用件」欄に「初心に戻る」と記入した写真を公開しました。収録の模様は3月28日夕に放送される予定。

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