航空業界志望の在学生へキャリア支援も 同窓会中部支部「New Year Party 2018」開く


同窓会中部支部が主催する「New Year Party 2018」が1月27日、コンフォートホテル中部国際空港(愛知県常滑市)のレストランで開かれ、同窓生、在学生、航空業界関係者ら約60人が親交を深めました。次いで、昨年に続き2回目となるセントレア(中部国際空港)の見学会も行われ、航空業界をめざす在学生のキャリア支援にも貢献しました。
 


New Year Party 2018は遠藤幸治・同窓会本部幹事長の乾杯でスタート。同窓生、在学生、航空業界関係者がひとつのテーブルで語らい、在学生は良い刺激を受けていました。
 
 
▲チームで協力したクイズ大会
 
ビンゴゲームに続いて、8テーブル対抗の3択クイズ大会が行われました。「実在しない空港コードはどれか?」「航空会社を識別するレターコードの由来はどれか?」といった専門的な知識を問うものから、「1月生まれはこの中に何人いるか」など勘で答えるものまで、幅広く出題されました。チームは答えが発表される度に一喜一憂して楽しみました。
 
▲クイズ大会の賞品を手に笑顔を見せる参加者

最後に、岸田茂・同窓会中部支部副支部長は、「これから見学するセントレアでは安全対策やお客様へのサービスなど、教科書では分からないことを現場で見てほしい。在学生をバックアップする機会を今後も増やし、同窓会の使命を果たしていきたい」と締めくくりました。

 

▲丹沢朋佳さん(写真上)と鈴木悠子さん(写真下)による案内で空港見学。
美術館でも使用されるイアフォンとマイクが今回の見学会で初めて導入されました。


引き続き、「空港内見学会」に1年生から3年生までの在学生24人を含む32人が参加しました。この見学会は大韓航空名古屋空港支店の岸田副支部長による企画で、JAL、ANA、セントレアの3社から協力を得て実現。航空会社の職員による案内や、通常では立ち入ることのできない施設の見学が実現したことに加え、本学の卒業生で現役のグランドスタッフと直接話をする機会も設けられました。

 
 ▲本学の卒業生でグランドスタッフがサプライズで参加。
学生生活の過ごし方をアドバイスする
田原みのりさんと植木朝子さん(写真左・左から)。日々の仕事について説明する田中杏奈さん(写真右)。


参加者は2グループに分かれ、ANAのチェックインカウンターとオペレーションセンター、JALの搭乗ゲートとサクララウンジを回ったのち合流。屋上とCOC(セントレア・オペレーション・センター)を見学しました。途中、現役でグランドスタッフの先輩たちが、日ごろの業務や航空業界をめざしたきっかけ、学生生活の過ごし方などを後輩たちに直接語りかけました。

今回初めて見学したCOCでは、壁一面に並ぶモニターを職員が監視する様子を目の当たりにしながら、説明を受けました。COCは24時間365日体制で、日々の空港運用を担いながら、事件・事故発生時には迅速に対応することで、空港の安心・安全を守っています。緊急事態では、管制官や自衛隊、セントレアに入っている航空会社や防災センターに対して、迅速な情報共有、伝達を図ることができるという。

セントレアの様々な施設を見学し、そこで働く人々から丁寧に説明を受けた学生らは、将来の夢に対する想いを一層強くしました。

 
▲空港は多くの人によって支えられている-現場で体感した空港内見学会

パイロットをめざす鬼頭慧伍さん(外国語学部英米語学科3年生)は、「セントレアでのインターンシップに参加しましたが、COCや屋上の見学は初めて。COCは利用者の安全を守る財産だと思いました。また、OB・OGの方と話したことで、夢に向かってさらにがんばろうと意欲が高まりました」と力を込めました。初参加の同窓生・藤沢リエさんは「空港見学では、現場の方々の意欲を感じることができました。個人ではできない後輩への支援を、同窓会で行うことができて良かったです」と喜んでいました。
 
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