留学生別科入学式 18年度秋学期は35カ国・地域の332人が履修

 2018~19年度の留学生別科入学式が8月31日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれました。18年度秋学期の別科の留学生は春学期から継続する19人を含め35カ国・地域の332人。内訳は米国201人、オランダ13人、フィンランド11人、カナダ10人、オーストラリア、メキシコ各9人など。12月下旬まで、政治、経済,ビジネス、歴史、文化など幅広い科目からなる「エイジアン・スタディーズ・プログラム」を履修します。

▼各国の国旗を掲げて行われた18-19年度留学生別科入学式

 式には谷本榮子理事長をはじめ、教職員の役職者ら約40人が出席。学歌斉唱に続き、谷本義高学長が式辞を述べました。谷本学長は、国家間の緊張やテロが続く世界情勢に触れ、「みなさんがここにいることが異文化理解を深める重要な一歩になる。人々や国々の間の溝を埋めるのは技術ではなく人間です」と述べ、勉学や社会活動において、単に「観察」するのでははく積極的に「関与」することを通して理解を深めるよう促しました。また、御殿山キャンパス・グローバルタウンの開学により、今年は本学にとって重要な年になったと話しました。

▼式辞を述べる谷本義高学長(右)と祝辞を送るセリア・トンプソン駐大阪・神戸米総領事館領事部長

 来賓のセリア・トンプソン駐大阪・神戸米国総領事館領事部部長は祝辞を送り、交換留学プログラムは国同士の関係を強固にし、学生同士の真の相互理解と生涯にわたる関係を築くことが可能になると意義を強調したうえで、「あなた方の経験が、母国と日本、母国と地域との間の人と人のきずなをいかに深めることにつながるかを関西外大で考え続けてほしい」と激励しました。また、デイビッド・ローソン駐大阪オーストラリア総領事が祝いのメッセージを寄せました。

▼形の演武を披露する剣道部員

 この後、剣道部員が「形」の演武を披露し、俊敏な動作とともに気合いのかけ声を響かせ、留学生は興味深そうに見入っていました。最後に、混声合唱団ラベリテが「にじいろ」を合唱しました。

▼懇親会に参加した各国・地域の留学生

 式典終了後、第1食堂に移動し懇親会が行われました。参加したモロッコからの留学生は「関西外大生、色んな国から来ている留学生と交流を深めていきたい。これから日本の文化を体験するのも楽しみです」と話していました。

▼集合写真に収まる留学生たち
 
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