第1回オープンキャンパスに1850人 五月晴れのもと、「グローバルキャンパス体験」

 2019年度の第1回オープンキャンパスが5月12日、中宮キャンパスと御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれ、五月晴れのもと、高校生や保護者ら1850人が参加しました。テーマは「グローバルキャンパス体験」。参加者は海外からの留学生と話したり、キャンパスツアーに参加したりして、グローバルな大学生活を「体験」していました。

御殿山キャンパス・グローバルタウン
 御殿山キャンパス・グローバルタウンでは本学学生と留学生が生活する650人規模の「GLOBAL COMMONS 結 –YUI-」の入居説明や「結」内の施設見学に多くの参加者が訪れ、関心の高さをうかがわせました。


▲「結」ツアーの受け付けをするRAと留学生

 「谷本ホール」で行われた入居説明会は、入居者をサポートするレジデント・アシスタント(RA)の英語キャリア学部英語キャリア学科2年宅間佳奈さんが務めました。宅間さんは「『結』で自分自身の成長を実感しました。日本人学生とさまざまな国からの留学生が、学・食・住をともにし、家族のようなつながりを築けました」と体験を交えて説明。さらに「困ったことがあったら、いつでもRAを頼ってください」とPRしていました。


▲「結」内を案内する比嘉祐也さん

 「結」ツアーでは、約10人が1組となって個室やリビング、キッチンなどのほか、入居者用のスタディールーム、コンピュータルームを見て回りました。担当したRAの外国語学部英米語学科4年比嘉祐也さんのグループでは、「結の入居者は何人でしょう」などクイズや自身のエピソードを交えながら案内していました。
 
 参加者らは思い思いに写真を撮り、「すてき」「きれい」などと感想を述べていました。高校3年女子は、「第1志望の大学でしたが、オープンキャンパスに参加して、よりその気持ちが強くなりました」と話し、同行の母親も「ぜひ入学してほしい」と笑顔でエールを送りました。


▲高校生に自国の文化を紹介する留学生

 低層教室VILLAでは、「外国人留学生と話そう」のイベントが盛り上がっていました。12人の留学生がそれぞれパワーポイントで出身国を紹介するスライドを作成し、参加者に説明。高校3年女子2人組は「知らないことをいっぱい教えてもらい、楽しかった。英語ともう1か国語を勉強したい」と笑顔で話していました。

 この日の枚方市は最高気温30度の真夏日となり、参加者は噴水のそばで涼をとったり、木陰でたたずんだりして、暑さ対策を講じていました。


▲スライドを見せて母国について話す留学生

中宮キャンパス
 中宮キャンパスでは、学生と留学生によるキャンパスツアーが企画されました。外国語学部英米語学科4年の玉城哲真さんら日本人学生と留学生がチームを編成。集まった参加者に自己紹介した後、国際交流センター前からキャンパスを一周するルートをたどりながら、教室棟や円形ステージ、図書館などの特徴を説明しました。


▲留学生と日本人学生(前列)の案内で中宮キャンパスのツアーに出発する参加者

 授業体験では、「特別英語集中講義」として、本学とアメリカ、オーストラリアの協定締結大学4大学が協働開発した英語教育プログラム「Super IES プログラム」について、提携先の米ノーステキサス大学から派遣されたリンダ・ハイドラー講師、豪アデレード大学から派遣されたジェイソン・カイガー講師ら外国人教員が英語で紹介しながら模擬授業を行いました。参加者は緊張気味に質問に答えていました。


▲「Super IES プログラム」の講義をするアデレード大学のカイガー講師(左)とノーステキサス大学のハイドラー講師

 スペイン語、中国語、国際関係論のほか、セブン-イレブン・ジャパンのビジネスシステムに関するグローバル・キャリア系の講義や日本語教師の養成についての講義も行われました。中国とスペインの文化体験コーナーも設けられました。中国文化体験コーナーでは、関西外大孔子学院の教員らがウーロン茶やジャスミン茶など中国茶の入れ方を実演し、スペイン文化体験のコーナーでは、フラメンコ部のメンバーが「この踊りは日本でいう盆踊りで、スペインでは一晩中踊っています」などと説明を織りまぜながら3曲の踊りを披露しました。


▲フラメンコが披露されたスペイン文化体験のコーナー

中井花江さんが在学生のメッセージ
 オープンニングは午前11時から中宮キャンパスの谷本記念講堂であり、大学を紹介するDVDが上映された後、英語キャリア学部英語キャリア学科4年の中井花江さん(大阪府立豊中高校出身)が在学生のメッセージを送りました。


在校生のメッセージを送る中井花江さん(右)、「結」の説明をする辻耕仁さんと田中朝美さん

 中井さんは、米・ウィスコンシン大学に専門留学した経験を踏まえて「私は『英語で何かが学べる留学をしたい』と考え、『語学の、その先へ』を掲げる関西外大への入学を選びました。留学先では広告とマーケティングを学び、テレビコマーシャルの制作に挑戦しました。みなさんは将来、どんな人生を送りたいのか。きょうのオープンキャンパスを通して探してみてください」と語りました。この後、「結」のRA、辻耕仁さん(英語キャリア学科3年)と田中朝美さん(スペイン語学科2年)が施設について説明しました。
 
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